2025年度の見通し ~「全国育樹祭in宮城」のことも~

2025年4月1日( カテゴリー: 現場レポート )

 吉田です。新年度初日、冬に逆戻りしたような東京にいます。葛と戦い始める5月末を、ウズウズしながら待っています。

 あらためて、無事故継続を意識しています。昨年は初めてスズメバチに巣をつくられてしまいました。海岸林クロマツの樹高2.5mの位置に、ハンドボールぐらいの大きさでした。これを見つけるのは非常に難しいと思いました。いままで以上に作業直前の実踏巡視、下見を重ねる必要を感じています。今年も暖冬でした。ですので、例年より1ヵ月早い3月に、女王蜂に巣をつくられぬよう「ハチトラップ」を9個設置済みです。

 今年も順調にボランティア申込をいただいています。5月末~7月中旬の土曜日はすべて葛刈りボランティアで埋まりました。葛刈りはこの「上半期」が勝負。7月中旬~8月末は酷暑のため作業を停止します。2018年以降、黒潮の蛇行が仙台湾にまで北上する傾向が続いていて、これが猛暑の原因になっています。9月は葛刈り「後半戦」。長年ボランティアに参加し続け、リピーターが多数いるている地元企業さんと一緒に、はじめての怒涛の葛刈り計画を温めています。10月は作業を停止し、11月は生長モニタリング調査。

 そして、今のところ、冬の間伐は1年お休みする予定です。次に伐るのは2019年・20年植栽地合わせて約7haですが、さすがにまだ伐るタイミングではないと思っています。つまり、2025年12月~2026年5月末は、ほぼ半年仕事なし(笑)せっかくなので、こういう時しかできない企画(海外ボランティアツアーなど)を考えようか?という気持ちもあります。ですが、もうしばらく様子を見たいと思います。

 今年は、10月の「全国育樹祭」の宮城県開催を意識して、行政当局と協働することも多くなるでしょう。4日(土)午前:一般市民向け海岸林視察バスツアー(県主催)、13時~16時:育林交流集会(県など主催シンポジウム)名取市文化会館にて300人規模。5日(日)午前:公式式典、利府市の宮城県総合運動公園(グランディ・21)セキスイハイムスーパーアリーナで5,000人規模。参加者は公募。4月4日に県が記者発表する模様。

 全国育樹祭のHPはコチラ https://ikujusai2025-miyagi.jp/

 長く続けてきたこのHPも、一部が破損してしまっています。オイスカHPの体裁に合わせてリニューアルする方向です。空撮映像も今までにないものを撮りたいと思いますし、撮り貯めした動画や写真を活かし、生き物に特化した動画も作ってみたいと思ったり。

 皆さんと楽しい1年にしたいと思います!

 

 

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