最悪の葛ゾーンに突入しました ~東北電力労組宮城県本部青年部40名+地元リピーター6名~
吉田です。お盆明け、8月23日に自分的に毎年恒例の全域踏査をしました。(お盆前もしますが)それで秋口までの仕事の多さ(葛の繁茂)に、頭を抱えるのがお決まりです。10年変わらずです。
さてどうするか。
佐々木統括とは、お盆前に意見交換・方針確認しました。プロも9月から加速すると聞きました。その一方、10月上旬までの正味1ヵ月、ボランティアは残り6回、200名。正直、倍ほしいところ。潔癖なまでに葛を除去したくなる気持ちは強いです。ですが、そこを振り払って、1年手付かずの場所がないように、全域に、酷い場所優先で手を入れようと相談しました。折り合いのつけ時です。こういう判断こそ、「潔癖造林」「造園と造林」との違いだと思います。
毎年の葛刈り時期を前半・後半に分けて考えていますが、前半は地を這う根も含め、一網打尽、目指せ2回刈りの勢いで。後半は「潔癖」を排除する。特に今年後半は、プロの手が回らない一番酷い場所の助太刀を任されました。したがって、例年以上に大物重視、スピード重視。つまり、マツのてっぺんまで登りきる葛の根元のみ狙う。地を這う根は翌年の仕事とする。さらに7年、10年、何年かけてでも粘り強く、葛の勢力地図を減らす。
最悪の場所の先陣を切る東北電力労組の若い衆、この意味、わかるかな?
そういう想いとは別に、「青年部」楽しみにしていました。イキのいい若い人が来てくれる。震災当時は、小学校5年生とか、中学校1年生。「葛って知ってますか?」と聞いたら、半数以上が知らないと。そりゃそうですよね。
大半が葛を知らない若者に対し、伝わるか不安もあった「100点満点を目指すな!70点でいい」と言わんばかりの葛刈りの指示でしたが、結果を言うと、大物葛の根、ほとんど見逃しなし。これは嬉しかったです。驚きました。さすが、電力マン。しっかり話を聞いてくれたのでしょう。朝は大人しかったけど、互いに声をかけ合う様子が徐々に増え、だんだん大きい声で返事をしてくれるようになり、こまごま言う必要もなくなり・・・。この日の地元助っ人は6名。最強メンバー。この皆さんの実践指導力。青年部を率いた菊池さんのリーダーシップ。みなさんのおかげでした。ありがとうございました。
10月上旬までのメインターゲットは、「動画4分30秒の中央部(航空機誘導灯の手前まで)」です。その左側を今回の東北電労の皆さんが仕留めてくれました。9月6日のUAゼンセン、7日の公募、21日のオイスカ関西&USJ労組、28日の東京海上、10月4日のUAゼンセン、以上200名の皆さん、よろしくお願いします。ちなみに、まだアシナガバチの巣は1つしかありませんでした。今年は少なそうですが、注意しましょう。