吉田です。さきほど、フィリピン最北部アブラ州での第27回公募ツアー(オイスカ関西研修センター企画)に加わっているオイスカ職員から写真が届きました。

 その現場はこういう場所です。オイスカアブラ農林業研修センターのデルフィンさんは、3回名取に来ています。我々の道具を見て、欲しいと言っていたのを忘れませんでした。

 名取では、2020年に鍬と苗木袋の用事は終わりました。コロナ禍で海外現場も木を植える機会が激減しましたが、それももう過ぎたこと。一番活躍できる場所の一つに、各20を運びました。うち半分は、3月に私が行ったときに。残りは今回のツアーに託して。

 現地で木を植えるときは、苗木は鉄製の背負子で運び、とても重い鉄パイプの先を潰したものを使って、その重みで穴を掘ります。1997年に私が初めてここに行った時もそうでした。鍬のほうがいいです。穴を掘るだけでなく、写真の通りの「山の筋」、土壌流失防止のベットを作ったり、乾季には防火帯をつくるにも使うでしょう。

 早速、名取発、世界。活躍してくれて嬉しいです。次の便では、鍬の楔(くさび)と柄の予備や、山火事消火時に背負って使う「ジェットシューター」を、送ってあげたいと思っています。

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