内陸防風林の本数調整伐実施 準備編
本部・啓発普及部の林です。
3月2日(土)に名取北高校野球部とそのOBたちによる本数調整伐の体験が行われました。
前日には、地元の、いつもの、力強いボランティアさんたちが集まってくださり
下枝や雑草・雑木(このエリアは湿気が多くヨシが生い茂っていました)を刈り取り、
本数調整伐がスムーズに行えるよう準備をしてくださいました。
まずは松島森林総合の佐々木さんの案内のもと、プロチームが作業したところを
見学させてもらい、枝の切り方、切った枝の集積の方法などを教えてもらいました。
こちらは空港の滑走路のすぐ脇にある内陸防風林。
今回の私たちの作業現場は、海岸の防風林のすぐ後ろ。
5本植えてあるうちの真ん中の1本を切ることになりました。
下の図がイメージなのですが、左は、5本の木のそれぞれの枝はぶつかり合い、
人が中に入ることはできません(左から2本目と3本目の間に人がいるのが、分かりますか?)。
右の図は中央の木が切られたことで、人が中に入れる状態になっています。
ただ、この中央の木を切るためには、その作業をするためのスペースを作らなければなりません。
それが前日に行われた「準備」です。下の図を見てもらうとわかる通り、伐採する対象の木と
その両隣の木の枝を、人が作業できるぐらいの高さまで(地上から1.5mぐらいまで)切るというもの。
こちらが作業前と作業後の写真です。
左の写真は地面から生えているヨシと左右のマツの枝が混み合っていて
中に入るのが困難な状態。一方右の写真は伐採する木
(写真の右の列が対象のマツです)とその左隣の木の枝を切り、
地面のヨシもきれいに刈り取った状態です。
ずっと向こうまでよく見えるようになりました!
はいつくばってヨシを刈り、のこぎりで枝を落としていく作業がこちら。
枯れたクズも残っているうえに、凶暴なバラもいたるところに生えていて
「いたたたたたた……」と何度口にしたことか。
おかげで高校生が安全に作業できるようになりました!
皆さんありがとうございました。
本当にキレイ!!!
明日は当日編です!