11月19日、今年最後のボランティアの日レポート
吉田です。またブログ更新を怠けてしまいました。10月~11月前半は、支援企業や行政など関係機関訪問に没頭していました。気合を入れてスーツを新調し、行く先々で「作業着じゃない」違和感をまき散らしながら。
公募最終日、「コロナ禍でなかなか来れなかったー」という人が続々と。さすがに断るのも忍びなく、あれよあれよで定員をはるかに上回り、70名にご参加いただきました。
半数以上が宮城県在住の方ですが、青森から山口県の方まで。JR連合の荻山会長以下10名、IBEXエアライン10名。東京海上10名、ANAの勝手連的ボランティアチーム「ANAスカ」のリーダー3名、USJ5名。嬉しかったのは、卒論の参考のために、山形県酒田市から来てくれた初参加の女子大生さん。たくさんの方から聞き取りをして、懸命にメモを取っていました。来年はコロナ前のように若い世代の参加を増やすことがテーマです。
11月は毎年恒例の「生長モニタリング調査」ですが、この段取りは、1年で一番厄介です。配車の都合、経験度合い、作業の難易度、立地などを踏まえて、状況変化がなくなる前日夕方に浅野さんと作戦会議します。そして、ロジの最終決断は浅野さんに託します。浅野さんの号令以下、「右へならえ!」です。前日午後から参加の東京海上さん10名の受け入れに、地元の大槻さん、松浦パパのほか、森さんも助太刀に来てくれました。この3人の存在は大いに翌日に関わってきます。本当に心強い。
これまで年30回?×10年、ボランティアの受け入れをしていますが、毎回必ず、ほどよく緊張します。ですが、「皆さんおはようございます!」と言った後は、完全に吹っ切れるのも常です。11月5日の公募日で、33ヵ所の調査地の半分は終わらせています。急ぐこともありません。何年か前までは、未経験者ばかりで計測ミスも多く、よく木が「縮んで」いましたが、いまではミスもほぼなくなりました。
公募最終日は、「芋煮」も恒例になりました。地元ボランティアの松浦ママは前日から準備。ママを中心に、「現場には行かない!」と割り切って食事作りに専念するママ達多数。うち岐阜県民一人(笑) 前日にウズベキスタン出張から帰国した林久美子課長もママチームに。松島森林総合の佐々木社長と藤沢さんは、久々の「カキ小屋」。午後のやる気が一切起きないような、ご馳走が並びました。
調査が早く終わることは織り込み済み。午後は、防風垣撤去工事で少し荒れてしまった、広葉樹ゾーンの手直し。来月からプロが本数調整伐をするのですが、その搬出の際、排水溝が草で見えなくなって転んでしまうような状況だったことや、広葉樹自体の存在を示す支柱の差し直し、枯れ草の刈り取りを。500m×10mを2時間で完了。「やっぱりタダでは帰らせてもらえない」との声が聞こえてきました。
今年は約800人のボランティアが来てくれました。コロナ禍前の状態にほぼ回復した感があります。葛との戦いも、納得いくまで存分にできました。この戦いの継続は、「強い森づくり」の観点においても、将来きっと大きな違いを生むことでしょう。面白くて仕方ないって感じで、ほぼ病気です。皆さん、本当にありがとうございました。怪我なく無事終えて、ホッとしてもいます。
来月から現場は本数調整伐15ha。1月19日(土)、2月4日(土)は、個人申込者のみ30名程度、ボランティアを募集する方向です。講習会的に。12月中旬ごろから募集開始します。