今年5月のボランティアの日の前に、いつものように100haを大まかに巡視をしていたら、防潮堤沿いの2018年植栽地で、枯れたばかりのマツは濃い茶色。点々と。頭を抱えるような大きな被害数ではないですが、見逃すはずがない数。4月は枯れていなかったのに・・・
枯れているマツの根元径は親指ほど。これまでも数えるほど、もっと少なかったものの、突然枯れることがありました。地際からほんの数㎝の箇所の幹の皮が、ぐるっと1周失われて、細くなっています。半分だけかじって変色したものの、枯死に至らないという例もありましたし、植栽後1・2年では、こういうことはありませんでした。
再生の会で、被害数を調査して、殺鼠剤を撒いてくださることになりました。2020年春は、アカシンクイムシの害が植えて1年後の2019年植栽地で発生した時も、即出動していただき、私も一緒に作業しました。どのように撒いたのか、次の出張で聞いてみたいです。ランダムに撒くのか、囲むように撒くのか。どうなのかなど。
ほかの調べモノで、名取市農林水産課のHPを見ていたら、「野ねずみ一斉駆除の実施について」というページに偶然ヒットしました。
「市内の農地(特に水田)において、野ねずみの一斉駆除を行います。日程 令和4年3月6日(日)管内一斉予定※当日、雨天の場合は、翌週の3月13日(日)に延期薬剤は、「メリーネコりん化亜鉛」(殺ソ剤)を使用します。(5gの錠剤が入った小袋)実施から2週間は飼い犬などが薬剤を口にしないように注意してください。」(名取市HP)
ちなみに、国による名取市海岸林での生物多様性調査リストでは、アカネズミと、和名不詳、ジネズミ(モグラ目トガリネズミ科)の3種が確認されています。現場で見るネコはいつも作業道脇の溝を狙っていますが、私自身は夜に1度見ただけです。キツネの太り方などを見ても、たくさんいるのは間違いないようです。植栽後4・5年経って根元径が太くなれば、食害に会っても負けないと思っているので、一応心配したとしても、あと数年のことかと思っています。