初めての海岸林

2021年11月4日( カテゴリー: 現場レポート )

こんにちは!初めまして。オイスカ中部日本研修センターの中村と申します。
普段は研修課で技能実習の担当をしております。
今回、10月22日(金)~25日(月)
海岸林再生プロジェクトの研修に行かせていただきました。
私は今回初めて海岸林ボランティアに参加しました。
セントレアから仙台空港まで、飛行機で向かったのですが、仙台空港到着前に、
飛行機からずらーーっと海岸沿いに広がる松に感動しました。
1日目は本部吉田部長より現場の案内
どのようにプロジェクトを進めてきたかなど熱くご説明いただきました
空中から見た海岸林の広さにも唖然としましたが、
車で現場を案内してもらい、どこまでも広がる海岸林に改めて驚きました。
2日目はUAゼンセンの皆さんと作業をしました。
UAゼンセン様は毎年プロジェクトに寄付をしてくださり、
ボランティアにも毎年来てくださっているそうです。
津波が来ても流されない強い松を作るため
松が根を深くまでしっかり張れるように盛土をしています。
いろんな山から土を持ってきているので、
土の成分が違い、中には水はけが悪い土があります。
松は乾燥には強いですが、湿気に弱く
今回作業するエリアの松は他のエリアの松に比べ成長が著しく遅いのです。
私たちは水がスムーズに流れるように、溝切の作業を行いました。

image1
image2
みんなで声を掛け合いながら和気あいあいと楽しく作業を進めました。
溝も深くなり、形がみえてきました。
水がスムーズに流れるように溝の深さを調整しています。
image3
完成!見えますか!?溝を作って数十分で土から水が染み出してきました。
写真を撮り忘れてしまいましたが、翌日には溝に水がたっぷりでした。
この溝切の成果が見れるのは、2年後くらいだそうです。
2年後の松の姿を見るのが楽しみです‼
松がすくすく成長してくれることを願います。
image4
作業終盤、虹が出てきました。
写真の左側は傾斜になっており、水はけがいいので、元気に育っています。
一方、右側の松は左から流れてきた水に加え、土の水はけが悪く、
松の背丈がずいぶん低いです。
同じ日に植えた松には見えません。
最終日は広葉樹のモニタリングを行いました。
image5
生い茂っている草をかき分け
広葉樹がどれだけ成長しているか高さや太さを調査します。
image6
今回初めて参加し、海岸林の広さに驚きましたが、
ボランティアに来てくださる方々、寄付をしてくださる方々、
他にも沢山の方々の思いが一つになり、
多くの方に支えられてこのプロジェクトができていることに感動しました。
この松の木すくすくと成長していつまでも人々を見守り続けられるよう願っています。

2021年11月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  
月別アーカイブ

ページトップへ