吉田です。6月24日~28日、森林総研と東京都立大学と連携した調査が行われました。森林総研とはすでに4年目で、次のステップで、先月に続き2ヵ月連続で来てくれています。前段の総括は今夏に論文化されるようです。今回は、本番に向けた予備調査の位置づけ。なぜ、この名取が調査対象地になったかを順不同で言うと、

①10年の経過を含めて現場を継続管理して熟知

②事業規模で面的に管理

③現場状況の豊富なバリエーション

④生長モニタリング調査の継続実施(①~③と関連)

⑤行政・研究者とのとの密な連携

⑥将来の知見を残したいという意思

以上のような理由があると我々なりに自負していますし、将来に向けた巨大調査地になり得ると思っていました。そして、いつか必ずそう見てくれる人が表れるだろうと気長~に考えながら、僕らの唯一最大のミッションの整備、管理に全力を尽くしてきました。昔、林業会社にいたとき、調査というと大体駆り出されました。本気の調査って、脚力・根性が不可欠ですから。何度考えても、神奈川県相模原市のサトウ草木に勤めてよかったと思います。この海岸林の調査の基本を確立してくれた、清藤城宏オイスカ元緑化技術参事(まだ海岸林は「退職」ではないですが)のおかげです。

オイスカ調査地No10にて。上から写真を撮っています

オイスカ調査地No10にて。上から写真を撮っています


森林総研本所と東北支所の方たち(奥の二人)、手前は大槻さんと畑君

森林総研本所と東北支所の方たち(奥の二人)、手前は大槻さんと畑君


これは開発されたばかりのカメラです。

これは開発されたばかりのレーザーカメラです。


東京都立大学の川東先生と院生の梶原君。二人三脚で調査を進めてゆきます。

東京都立大学の川東先生と院生の梶原君。二人三脚で調査を進めてゆきます。

【動画】森林3次元計測システムOWL

*この動画を見ると、やろうとしてることの一部がイメージできるかもです。

今度、都立大院生の梶原君が、目指していることをブログに書いてくれると思います。

彼らにもできないことがあります。私たち現場にもできないことがあります。ですが、それがお互いに協力するといい仕事ができると思います。新たに設定したオイスカの本数調整伐調査地も、森林総研の調査の角度でも、都立大学の角度でもうまく使ってくれることでしょう。

調査の成果や途中の状況は、いつか皆さんにもシェアしたいです。

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