【観察日記】イタタタタッ!
2018年8月10日( カテゴリー: 東京本部のクロマツ苗「観察日記」 )
海岸林担当の鈴木です。
去年の猛暑はお盆前には落ち着いた記憶があるのですが、今年の酷暑はまだまだ続きそうです。
これも自然災害なのではと思うほどです。
今日はクロマツの災難のお話です。
何と!クロマツにツルが巻き付いてしまい、かなり引っ張られてしまってます。
発見した時、すぐに救出!と思ったのですが、待て待て!写真を撮ってブログで報告しなければと思い直して写真に収めました。芽を出して間もなく、7㎝ほどの背丈のマツに巻き付くとは!
ひょうたんのツルです。
オイスカの職員の誰かがこの場所にひょうたんを植えたようで、公共の場所のため、引っこ抜いてしまうわけにもいかず・・・
ツルがクロマツの方に伸びてこないようにしてはいたのですが、土日明けに様子を見に来たらこの通りのあり様
きっと苦しかっただろうに・・・
助けて~と言い続けていただろうに・・・
早く気づいてあげられなくてごめんねと独り言を言いながらツルを取り除きました。
ツルを取り除いた6日後、1本はみるみるうちに弱っていき、2週間後には完全に枯れてしまいました。
名取の現場では、ボランティアのみなさんに目を皿のようにしてツルマメ草を探し、除草をしていただいています。
現場に植えてあるクロマツは、種を播いてから2年以上経った苗なので幹が太くなってはいますが、ツル性の植物は、巻き付く力が強そうですので、きっと巻き付かれたらかなり苦しいだろうなぁと現場のクロマツたちに思いを馳せました。
改めて、現場でクロマツにとって大事な仕事をしてくださっているボランティアさんに感謝感謝です。
しかし、このひょうたん、誰が植えたのだろう?
ネットやフェンスなどに伝わられて、実をぶら下げられるように栽培するのではないんでしょうかね??
クロマツの敵ながら、実はこのひょうたんがどのように実をつけて、大きくなるのかが秘かに楽しみです。
時々、どこに実があるのかな~と葉っぱをめくって探してます。