少雨に救われています
2018年6月9日( カテゴリー: 現場レポート )
今春、実は2年育てた苗木が、山出し前の大詰めで厳しい状態に追い込まれました。
今冬は例年より寒く、2月にコンテナの培養土が凍ったのに加え、
寒風と乾風にさらされ、3月中旬から葉が無残なまで一気に枯れ始めました。
初めての経験です。大量生産は一つ何かがあると大量ロス。
ほかの種苗農家も「俺もやられた~」と言っていたそうです。
それでも全枯れに至らず、緑の葉がいくらか残り、頂芽が生きているものだけ抽出。
枯損苗の山もできました。1万本近くあったと思います。
今年植付の分はギリギリ確保できました。運に恵まれたとしか思えない。
4月16日~5月19日の間、今期は約8万5千本を植付。
6月2日、大雑把に活着状況を確認しました。
私の見立てでは、100本に1本枯れているかどうか。
昨年の99.8%に劣らない状況だと思います。
近々、正確な活着率を発表します。
植付後から今までの少雨、これに恵まれたと思います。
ただ、これからの多雨多湿を乗り越えられるか。
それにしても宮城の仕事をしていつも思うのは、我々は運がイイ。