ボランティア活動、初参加。

2018年3月22日( カテゴリー: 現場レポート )

こんにちは、国際協力ボランティアの中山です。
先日3月17日に行われた海岸林再生プロジェクトのボランティアに参加してきました。ボランティア前日に準備等のため事前現場入りをしていたのですが、天候は悪く曇りと強風のため思っていた以上に寒く、ボランティア当日の作業が心配に…。
ボランティア当日。8℃という気温でしたが、暖かい日差しのお陰もありぽかぽか陽気の中でのボランティア作業となりました。
写真で見るクロマツよりも実物は大きかったり、小さかったりとバラつきがありました。同じ時期に植えても土の違いもあり、生育に違いがありました。中には、病気になり枯れてしまったものもありました。一面に広がるクロマツの列の写真を見た印象からクロマツとクロマツとの間はもっと狭いのかと思っていましたが、間が割と空いていたことに驚きました。
ボランティアの活動は、「根踏み」という風によってクロマツが回ったことで根元にできた穴を埋めてしっかりと土で固めていく作業でした。一本、一本、クロマツを揺さぶり、グラグラしてないか確認。動いてしまうクロマツは、「これでもかっ!」とかかとを使い土を踏み固めていきました。

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根踏みについて説明を受ける


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根元にポッカリと穴が。


一列に並ぶクロマツを確認⇒土を固める⇒前に進むという地道な作業ではありますが、力を込めて踏み固めたり、クロマツを確認するのに中腰になったりと意外と大変。前へ前へと進んでいく作業で、気づけば周りに人がいないという状態に。前を向けば人がいる、後ろを振り返れば人がいる、でも近くには人がいないという寂しさを感じながらどんどんと根踏みをしていきました。そんな状態だったため、ボランティア参加者と話す時間があまりなかったのが残念でした。
午前・午後ともに「根踏み」をし、予定した範囲を終えたため、「溝切り」作業が追加になりました。水はけが悪い場所に排水するための溝を掘っていきます。この一年、農業を経験し、少しは土を掘ったり、耕したりという作業をして足腰も強くなったつもりでしたが、1時間鍬を握って堅い土、時には石の塊にあたりながら掘る作業は過酷でした。自分の納得のいく溝は残念ながらできませんでした。まだまだ修行が必要です。
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これが溝切りだ!っていう立派な溝切りです


初参加の海岸林ボランティア。ボランティア常連者でもあまり経験をしない「根踏み」という作業ができ、体を思いっきり使う「溝切り」作業で見事に静と動が組み合わさったボランティア内容でした。ここ数か月間力仕事と遠ざかっていたこともあり、体を動かしリフレッシュにもなりました。また、ボランティア前には育苗場を見、終了後には今まで植えたクロマツを見ることができ、活動以外にもクロマツと触れ合う一日でした。
ボランティア活動の内容とはずれますが、休憩時に見上げた青い空がとても印象に残っています。空と風景や海や空、星空などを眺めるのが好きなんです。今回は青空と緑のクロマツ。そして、仙台空港が近いということもあり、飛行機が頭上を通過するのを何度も見ることができました。思わずスマートフォンで飛行機と青空とクロマツをパシャリ。ボランティア活動に来ていたIBEXの方々も自社の飛行機が通ると写真を撮ったり、手を振ったりとしていました。空中に低い音が響くと手を止めて空を仰ぐ。そして、よしやるぞ!という気持ちになってクロマツの根踏みを開始。前向きな気持ちでボランティアをできたのはこの日の天候のお陰だったのかもしれません。
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