経済同友会小林代表幹事、復興庁岡本事務次官ご一行72名の現場視察

報告が遅れましたが、今年も3月11日、全国経済同友会の視察団にプロジェクトを視察
いただきました。小林喜光代表幹事ほか72名。毎年のことながら、やはり緊張します。
今年は、岡本全勝(おかもとまさかつ)復興庁事務次官を筆頭に同庁幹部5名も含まれ。
初めての復興庁の方とのコンタクトが、いきなり事務次官とは…
次官が来られると聞いたのは3日前。視察ルートも変更し閖上を通り、かさ上げ住宅などを
車中から視察することになりましたが、別に困惑するようなことではなく、「年に一度の機会、
オイスカの海岸林の視察を通じて、関連する方たち全体が良ければよい」と毎年思っています。
至急、ゲートを管理する各建設会社との調整、当局への情報シェア、ルート実踏を行いました。
こういう時、普段の各セクターとのチームワーク、信頼関係がありがたい。
林野庁は仙台森林管理署の小澤署長、海岸林復旧室の村上室長が、名取市は佐々木市長、
石塚副市長、復興部、生活経済部の幹部が当日対応に乗り出してくださることに。
宮城県庁は議会中。「国も市も来て県の代弁もするので、ご安心を」と。

佐々木市長はこれより3日連続で海岸林の行事に。

佐々木市長はこれより3日連続で海岸林の行事に


朝8時にバスに同乗し説明しながら出発。順調に名取入りし、5叉路を曲がり閖上に入った。
あれ、やられた!道が変わってる。この前までの大通りがない…
迷路に入ってしまったように思いました。
工事の都合で道は変わります。昨日まであった道が突然通れなくなるのです。
ここだけは下見しなかった(笑)でも、港の方の遠くのダンプの動きが見えて、
土手沿いの道に出ればイイと閃き。でも、1分ぐらい時計が止まりました。
そういうときも、岡本事務次官が自らマイクをもって説明を続けてくださって。
肝心のプロジェクトの説明はオイスカがするのですが、今回は圧巻でした。
当局とは合流場所と時間を決めていただけ。打ち合わせは一切なし。挨拶だけと。
しかし、市長、仙台署はともに、オイスカでは決してできない「挨拶」をして下さいました。
一瞬、込み上げてきそうになりました。私は何も説明することがなくなりました。
これが僕らの5年間の象徴でした。
ご一行は車中でも現場でも質問が多くてリズムをつけやすく、あっという間でした。
小林代表幹事からは直接、温かい評価をいただき、あらためて時間をいただくことに。
岡野常務理事からは「今年も東京で報告会をやろう。将来ビジョンの調査も引き続き応援したい」
事務方中核のHさんからは「僕も調査に加わってみたい」と。←「行け!行け!」(常務)
矢継ぎ早に質問が寄せられるのは、ありがたいことでした。

矢継ぎ早に質問が寄せられるのは、ありがたいことでした


今年も3.11は名取で迎えました。毎年、怒涛のようなスケジュールですが。
風もなく、穏やかな日の視察で良かった。

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