名取は7月16・17日と大雨。現場には無数の水溜りが出来ています。
平成26年度植栽地は、昨年徹底して「溝切り」をやりましたが、
今年の現場はまだ緒に就いたばかりです。
明日7月18日(土)のボランティアの日は、最優先でこれをやります。
8月も9月もやるでしょう。

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名取市民の大槻さんの「お手本」


昨年、気休め程度、半信半疑に思いながら、北海道の襟裳岬で排水の重要性を共に学んだ森林組合の現場代理人、佐々木秀義君と、二人で少しづつ「溝切り」を始めました。
雨が降るとずっと水たまりになる場所は決まっています。
その排水をして、根腐れ防止にならないかと。
それが案外効果があることが分かってきました。
佐々木統括からもGoサインが出ました。
どうせやるなら徹底してやろうと、昨年8月の「ボランティアの日」、真剣に始めました。この日は市長も参加していました。
林野庁が設計し、ユンボで掘った大きな排水路に向かって、水溜りから最短距離を唐鍬で掘り進め、雨水を落とし込みます。
クロマツとクロマツの植栽木の中間を通さないとクロマツが流れてしまいます。
 
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協力し合う、前田建設、ニコン、仙台トヨペットの方たち


 
ボランティアの皆さんには、「最初から100点を目指さなくていい。まずは水が通るきっかけを作ればいい。
大雨が降ってたくさん水が溜まったら、その水が、人の手による溝を自然に流れて、自然に相応しい溝が出来る。次に来たボランティアが、その溝を補修して、さらに機能させる。3段階でいい溝が出来る」と指示しています。
自分では難しい場所に当たったら、
①近くにいる人に助け舟を求める(まず騒ぐ)
②次のボランティアや、オイスカ職員に託す(諦める)
このように指示しています。我々も諦める場所もありますから。
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毎年来訪、大啓建設(愛知県豊田市)の元重役、
河合さんの「施工後」お手本


ですが、これが案外おもしろい。
子どものころ、公園で遊んだ時のようです。
上手に溝を作ると、面白いように水が流れる。調子に乗ってやっていると止められない。私、雨の休日に、一人でハマってしまったことがあり、最後には握力がなくなっていました。
やると決めたら徹底してやって、また来年、効果を確認したいと思います。
基本的に、前年しっかりやった場所は、翌年はやる必要はないと考えています。

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