宮城県産抵抗性クロマツの挿し木1,000本実施
2015年7月13日( カテゴリー: 現場レポート )
7月7日、宮城県山林種苗農業協同組合からのご依頼で、
宮城県林業技術総合センター採穂園の
「マツノザイセンチュウ抵抗性クロマツ挿し木」1,000本を、
我々の第一育苗場でも試験的にコンテナ移植しました。
既に先月、種苗組合の挿し木苗講習会もありました。
採穂は2014年2月とのこと。以来1年半、センターのビニールハウス内の挿し床に
電熱線を入れ、スプリンクラーで散水して育てられています。
抵抗性クロマツ種子が不作続きで、何とかして増産したいという研究・実践の一環です。
挿し木は当然、親と同じものができます。従って、抵抗性の親なら抵抗性。しかし、松の挿し木はスギなどよりも難しいと聞いています。
我々にとって、クロマツの挿し木は初めてです。早朝から太田清蔵組合長のご指導のもと、再生の会は6人工。
組合長は、月1回ぐらい我々の圃場に巡回に来ますので、その都度、諸事助言いただいています。
今日は佐々木統括も人数に加わり、作業は1日で何とか終わらせました。
採穂からおよそ3年の育苗を要します。
この1,000本は、早くて来年秋以降の植栽が可能のようです。