3月15日(日)再生現場を歩こうツアー参加者募集「どぶ板戦略」展開中

2015年2月17日( カテゴリー: 現場レポート )

名取市は東西に長く、津波浸水地域は28%。
他市町村と同様、浸水しなかった場所が圧倒的に多いのです。
浸水しなかった地域にウエイトを置いて、ツアー告知を集中的に行いました。
市役所の2階から4階、別館、文化会館、学校、大学、農協、商工会、図書館、空港、駅、
全仮設住宅集会所、各町内会長、FMなとりなどを、本部の中西君と二人で手分けして。
こういう仕事は、「写真展」と並んで、「最新の市民感覚」を知るのに打ってつけ。

現場のクロマツの様子

現場のクロマツの様子


普段行くことが少ない、震災津波被害と全く無縁の地域住民と接しました。当プロジェクトの認知度、関心度も自然と分かります。独特の情報も入ります。良いことも、悪いことも。見たくない、聞きたくないことも・・・
今回は少しブルーになりました。
被災した人と、被災していない人の2極化なんてものじゃありません。もはや、「なんとなく海を見たくない」どころではありません。地元では風化というよりも、分断のようにも感じました。
当事者として関わる場所がなければ、そう思ってしまうのも無理もないと思います。「復興」という言葉に辟易し、関わろうという気力も萎えるのかもしれません。しかし、「郷土愛」のようなリアクションが希薄になったように思えます。
一日を振り返って思いました。被災地区では毎日交わされる「ごくろうさま!」って言葉が今日は記憶にないのは何故だろう...
とにかく、何よりも誰よりも、もっと名取市民に現場に来てほしいですね。
3月15日(日)「海岸林再生の現場を歩こうツアー」募集チラシはコチラです。

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