【速報】H26年度の実績

気温1℃の名取より、佐々木統括ととも情報収集した結果や、
今年度事業の振り返り・分析を速報いたします。
ここまで来たのも皆さんのおかげです。
●「オイスカ方式(自家生産)は、原資が寄附金に相応しい低コストを実践した!」
【植栽コスト(1haあたり苗木代・植付人件費のみ)】
・オイスカ式 153万円(育苗・植栽雇用約1,000人工/年の見通し)
・苗木購入式 228万円
*おかげさまで、雇用を生みながら、低コストを極めることができました!
*宮城中央森林組合と名取市海岸林再生の会の「両輪」のコンビネーションのおかげです。
*オイスカ植栽後の生育率98.4%。の超好成績。(補植済み)
*コスト削減分を施肥人工代に回し、肥料は「住友化学・労組」から寄贈。
 下刈りはすべてボランティアで16haを4往復。従って今年度は支出なし。
*もし、今年度が厳しい天候で、海岸林でよくある「枯損率5割」などという
  事態だと、1,000万円程度の追加予算が必要。失敗しない=低コスト。
  「蔵王おろし」は甘くなく、好成績がずっと続く保証はないと思います。
*広葉樹にはあえて触れませんが、苗はもちろん、腐葉土などの諸資材、
  クロマツより手がかかる人件費などのすべての価格高騰を考えればなおさら、
  比較にならないコストの差があります。コスト面からも、また、荒野に最初に植付けても
  生育の確立が高く、防風・防災効果を早期に発揮するのは、国の指針通り、
  やはり沿岸に最強のクロマツと考えます。
●「海岸林植栽工事全体の進捗における、オイスカ植栽シェアは26%!
H26 植栽工事完了面積61ha(1/15東北森林管理局発表)のうち、オイスカは16ha
*今後も行政当局との密な協働を継続し、復興の一端を担う存在となるスピードと
  ダイナミックな手法を失わないようにしたいと思います。
●「育苗場の生育率 2年連続トップ!」(1/15県発表)
【育苗場におけるH26春播種の抵抗性クロマツ苗生存率(11月県調査)】
*県内種苗農家平均  61%
  再生の会・オイスカ 92.3%
*被災農家の努力と、ご指導いただいた種苗組合・先輩育苗農家のお陰です。
*来春播種の種は、大不作とのこと。非常に貴重。
*針葉樹は、林業種苗法に則り、資格を取り、種苗組合に加入し
県に生産者登録しないと扱うことが出来ない。
●地元への浸透じわり
名取市町内会連合会、宮城県立農業高校(名取市内)OB会から
温かく心強い協力の申し出をいただきました。
来月、市職員対象に活動報告会も予定しています。
また、来週の「市長復興報告会in東京」の要旨は、HPで公表します。
●苗木の「生長量」は苦戦の見通し

昨年植栽したクロマツ 海岸林の現場で逞しく生育中。

昨年植栽したクロマツ 海岸林の現場で逞しく生育中。


太田猛彦先生が「月面に木を植えるようなもの」と評した栄養のない無機質の土での植栽のため、葉が黄色化(窒素不足)。(良い土は農地に優先されます)枯れずとも、生長は通常より時間がかかる可能性がある。
さらに、冬・春の乾風・寒風「蔵王おろし」で、今後どのぐらい生き残るか。。。
今後も「自助自立精神の塊」の再生の会とともに頑張ります。

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