陸前高田市

2014年8月8日( カテゴリー: 現場レポート )

奇跡の一本松は写真中央左。 右の河口部は鉄板で海水の侵入を抑えています。

奇跡の一本松は写真中央左。
右の河口部は鉄板で海水の侵入を抑えています。


海岸林再生に関する、林野庁の現場の司令塔である東北森林管理局(秋田市)訪問の後、
ちょっと大回りして三陸の様子を見に行きました。
本当は宮古市辺りから南下したかったのですが、秋田出発が1時を回り、奇跡の一本松を見たくてと
いうわけではなかったのですが、結果的に陸前高田市に出てきました。
宮城県外沿岸部は行く機会もなく、やはり百聞は一見にしかず。渋滞がひどく、トイレ休憩程度しか止まりませんでしたが、復興工事の進捗状況を目で見ることができました。
見渡す限りの沿岸部を、左のようなベルトコンベアーで 運んでくる山土でかさ上げするのです。

見渡す限りの沿岸部を、左のようなベルトコンベアーで
運んでくる山土でかさ上げするのです。


圧巻。
付近の山を削って、ベルトコンベアーで24時間地盤沈下した沿岸部へのかさ上げ用の土砂を供給しています。同じ光景は東松島市の野蒜でも見ました。
驚異的な地盤沈下の光景でした。
奇跡の一本松はその中の真っ只中にありました。
一本松のすぐ横の海抜ゼロメートル以下に沈み、震災後そのままで傾いている幾つかの公共施設。桁外れな規模のかさ上げ工事。土砂がどれだけ必要になるか。
 
先日は宮城南部や福島北部沿岸を見て、今回は岩手最南部と宮城北部を見て
防潮堤や海岸林に関しては、いかに仙台南部が先行しているか、よくわかりました。

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