広報室の林です。
週末、「海岸林再生プロジェクト」の視察ツアーに同行してきました。
植栽がスタートする盛土の上に置かれた木でできたコレ、なんだか公園にある遊具のようで楽しそう。
いつもは正面からしか見たことがなかったのですが、名取市長さんがこんなアングルで撮影をしていて、私も横から覗いてみたら何とも楽しそうな世界が広がっていました!
「これ、子どもが来たら絶対遊ぶよね、楽しいよね」
と参加者同士でわいわいわいわい言いながらこの角度でみんなで撮影会。
子どもじゃなくても遊びたいコレ、本当は遊具じゃないんですけどね。
何度かブログでも紹介しているハードルフェンス、防風柵で、大きな役割を果たす大切なもの。遊んではいけません・・・。でも遊びたい。
こんなふうにずら~~~~っと並んでいます。
ある人が言いました。
「津波があって、たくさんの被害を受けたのは本当に悲しい出来事だけど、海岸林の再生に向けた取り組みの中で地元の間伐材が積極的に活用されるのはとてもうれしいこと」
そう。このハードルフェンスは間伐材でできているのです。
「生育基盤造成工事」の看板にあった
(間伐材・合法材利用促進工事)
間伐材、合法材、持続可能性が証明
された間伐材を利用しています
の部分だけ大きく加工した写真です→→
看板にも間伐材が利用されていますね。
日本の森は飽和状態だと太田猛彦先生がいつも講演で強調されます。森はただたくさん木があればいいのではなく、手入れをしながら健全に育てていかなければなりません。海岸林も同じです。松葉かきをして、林床をきれいにするなど、長く続く管理には地元の人たちの参画が欠かせません。植えることを考えるのは誰にでもできること。でもオイスカは、何百年と守り、育まれる森づくりを考えたプロジェクトを展開していることが22日の活動報告会と今回のこの視察ツアーで名取市の皆さんに少しだけではあるけれど、お伝えすることができたのではないかなぁと思います。