信頼関係醸成に3年
2011年の「海岸林再生プロジェクト」立ち上げを、
指折りの配慮でバックアップいただいた方の転勤先近くに仕事で行くことがあり、
「ひさびさ飯でも!」とノリで電話したところ、
海岸林ではない仕事ですが互いの目的も偶然合致していて、
その方と運よく半日ご一緒できました。
「最初はなんちゃって団体の一つ程度に見られてたよねー」と、
3年前を振り返って鋭い一言。
当時、我々の実施能力に懐疑的な見方もあったことは、
体でしっかり感じてきました。
私自身でも、逆の立場ならその通り疑うでしょうね。
その方は、2月22日(土)15時から名取市文化会館で行う
「第1回定期活動報告会」に、真っ先に申込表明をしてくださいました。
立ち上げにはさまざまな方が関わってくださいましたが、
今回の報告会の意義を我がことと思って来て下さる方のためにも、
恥ずかしくない「みんなの晴れ舞台にしたい」と思いながら準備しています。
震災から間もなく3年になりますね。
昔、初めて関わった山の整備で
以心伝心で信頼し合って仕事できるまで3年かかったことを思い出します。
(もっとも今回は、もっと早く充実感と手ごたえを感じましたが。)
支援者になろうなどという態度を見せなかった銀行幹部の方が
3年目で突然個人で会員になって下さったこともありました。
毎日全国の方からご寄附が続いていますが、
特に今、「宮城県内からが件数ベースで6割以上」。
まさに今、宮城からの、
しかも個人からの寄附続伸には驚いています。
3年が経ち、まったく見ず知らずの大勢の方から応援いただけるようになってきました。
大仕事=3年というのは、常に思います。
「信頼醸成に3年かかる」。
立ち上げの時に想定しました。
日々、山のような仕事との格闘の毎日。至らぬことばかり。
時々、仕事の物量や期待からのプレシャーなのか、
手が動かなくなるような感覚になる時があります。
ですが、支えて下さる無数の人のためにも、
粘り強く、粛々と頑張ってゆこうと思います。