コネクターハブ
まもなく震災から2年半が経ちます。時期柄、世間では中間決算。
来年度の事も自然と気になりますね。 私にとっては棚卸しの季節でもあります。
NHKスペシャル 震災ビッグデータ File.2「復興の壁 未来への鍵」を見て、
「コネクターハブ」という新しい言葉を知りました。
「負の連鎖」ではなく、「活性化の連鎖」への道筋でしょうか。
たとえ今、まだ震災前の状況に遥か及ばなくても、優良な関係先と数多く接点を持ち続けることで、
知らずと自分も、周りをも伴って活性化に導くのが「コネクターハブ」と解釈しました。
私たちは被災地における鍵を握る「コネクターハブ」となって、復興に寄与出来ているか。志向しているか。
棚卸しをするにあたっての、恰好のチェックポイントのヒントを得ました。
この番組を作った人たち、すごいなあと思いました。
地場産業には「振り屋」と言われ、中小・零細企業に仕事を回す会社があるという。
製氷や製缶が多いというのはちょっとピンときませんでしたが、
全体の情報が入るという事のようです。
震災後、石巻では必ずしも大手ではない会社が、自身も自覚せぬうちに「振り屋」の役割を果たし、
企業同士を結び付ける存在になっていた。「コネクターハブ」になっていたというのだ。
たらこ製造の「湊水産」で、震災後に僅かに残った設備を活かしインターネット販売に力を入れた。
ネット通販を運営する東京の大手企業との結びつきを得たその先には巨大なネットワークがあった。
「湊水産」は9千社以上をつなぐコネクターハブになり、他の取引先にも活性化の連鎖が起きたという。
苦しんできた企業は「強いコネクターハブ」との取引が増えることで好調に転じる機会を得ているという。
こうしたコネクターハブを見出すことも「行政だからできること」
http://www.tdb.co.jp/report/specia/1309_media.html (帝国データバンクHP)