先日「効率的なコンテナ苗生産のための技術検討会」に参加しました。
会場は茨城県日立市の森林総合研究所材木育種センターで、席に座りきらないほど多くの人が来ていました。
北海道から九州まで、育苗農家や企業担当者、都道府県職員、林野庁関係者など多方面から参加していました。
コンテナ苗とは?
コンテナは写真のような小さいポットがたくさんくっついてるものです。
コンテナ苗は露地播きの苗と比べて、成長が早いことや、植栽後も活着率が良く成長が早いので、植付本数を少なくすることができるなどのメリットがあると言われています。
しかし、生産には資材費がかかり、散水や薬剤の散布などきめ細やかな管理が必要で、技術的にも難しいとも言われています。
海岸林再生プロジェクトもコンテナ苗生産の準備を進めていますが、1年で植付できる大きさに成長することから、海岸への植栽時期をにらみながら植付本数や時期を検討中です。
検討会にはLIECO社というオーストリアの林業苗木会社の社長が特別講師として来日し、貴重な講演を聞くことができました。
他にも、コンテナ苗生産技術の確立に長年取り組んできた方々のお話を育苗初心者である私たちは耳をでっかくして聞いていました。
他の参加者からも「これは来て良かったな!」という声が聞こえてたとおり、良い勉強になりました。