2030年までに生物多様性の損失を止め、回復軌道に乗せることを目指す「ネイチャーポジティブ」は、サステナビリティ関連テーマとして企業の関心を集めています。
イベントでは、自然資本を保護するための国際的な枠組みについての今日までの流れを踏まえ、気候変動対策と生態系保護の取り組みを進める2社の事例とともに、循環の輪、共創の和によるサステナブルな世界について、森林を切り口に考えていきます。
オイスカは1961年の創立以来、人材育成、農村開発、森づくりの事業において、住民をはじめ、行政や企業、団体、教育機関などのさまざまなセクターを巻き込む「輪」のコーディネーター役を担ってきました。この大きな輪が事業推進のための継続力を生み、人々が安心して暮らせる地域社会、ひいてはサステナブルな世界につながっていきます。地球規模の課題に取り組む「輪」の一員として、サステナブルな世界の実現を共に目指していきましょう。
*この事業は、国土緑化推進機構「緑と水の森林ファンド」の助成を受けて実施しています
■日 時
2024年11月26日(火)16:00~18:15
■内 容
第1部 (16:00~17:20)
▶ 基調講演
『持続可能な環境の実現に向けての地球規模の取り組み』
太田 猛彦 氏(東京大学名誉教授)
東京都出身。 東京大学農学部卒業後、東京農工大、東大、東京農業大で森林環境学、森林水文学、治山・砂防学の研究・教育に約40年携わる。この間、砂防学会、日本森林学会、日本緑化工学会の会長および日本学術会議会員を務めたほか、「東日本大震災に係る海岸防災林の再生に関する検討会」座長を務めるなど、国や都県の関連行政機関とも関わる。現在はFSCジャパン代表、みえ森林・林業アカデミー学長、かわさき市民アカデミー理事長、さいたま緑のトラスト協会理事長などを務める。著書多数で、『森林飽和-国土の変貌を考える』(NHK 出版)は分野を越えて多くの人に読まれている。
▶ トークセッション
『サステナブルな世界に向けての日本企業の取り組み』
<ファシリテーター 兼 スピーカー> 太田 猛彦 氏(東京大学名誉教授)
<スピーカー>
小橋 稔睦 氏 (東京海上日動火災保険株式会社 経営企画部部長 兼 サステナビリティ室長)
1995年入社。サステナビリティの統括者として従事し、保険事業を通じて、多様化・複雑化する社会課題の解決に向けた取組みを推進。また、より良い環境と社会を未来へ引き継ぐことを目指して、「マングローブ植林」「アマモ場や海岸林の再生・保全活動」などの地球環境保護活動や、事業を通じて培ったノウハウを活かした「子どもたちへの教育プログラム」など、企業市民活動にも取り組む。2022年から現職。
星野 正大 氏(住友化学株式会社 サステナビリティ推進部 主席部員)
2002年3月、早稲田大学大学院理工学研究科(触媒化学専攻)を修了。同年、住友化学に入社。愛媛工場の基礎化学品研究所にて、環境負荷低減に貢献する新たな触媒技術の開発など研究業務を担当。2014年10月より大分工場で、既存の製造プロセスの合理化や新触媒の実用化に向けた対応に従事。2020年4月から現職にてサステナビリティに関する取り組みを推進。
林 久美子 (公益財団法人オイスカ 海外事業部 海外開発協力担当部長)
1994年、オイスカに入職し、事業拡大期にあった「子供の森」計画を担当。オイスカ高校(オイスカ浜松国際高校)勤務を経て、2011年からは広報担当の傍ら「海岸林再生プロジェクト」にも10年間携わる。今春より現職。
第2部 (17:25~18:15)
▶ 参加者交流会(軽食・アルコール込)
スピーカーにもご参加いただき、軽食をとりながら、参加者のみなさんの交流の場といたします。
■参加方法
1.会場参加
コングレスクエア日本橋 2階 (東京都中央区日本橋1-3-13 東京建物日本橋ビル) アクセス►https://congres-square.jp/nihonbashi/access
2.オンライン参加
オンライン参加の方には11月22日までにメールで参加URLを送らせていただきます。
■参加費
▶オンライン参加/第1部のみ参加:無料
▶第1部・第2部の参加者交流会参加:3,000円
*参加費は、当日、受付でお支払いください。引き換えに領収書をお渡しします。
*参加費は寄付金控除の対象にはなりませんので予めご了承ください。
■お申込み
申込締切:11月20日(水)
■お問い合わせ
〒168-0063 東京都杉並区和泉2-17-5
公益財団法人オイスカ 啓発普及部
TEL: (03)3322-5161 FAX: (03)3324-7111 MAIL: gsm@oisca.org