2022年6月23日

10年ぶりに富山県支部と富山の海岸防災林を訪ねて①

  • ECO-DRR
  • 本部スタッフ
  • 本部・啓発普及部の吉田です。長い文章になってしまいますが……
    今春は職歴で最もハードな地方出張が続きました。その最終盤の5月末、富山県支部の活動報告会に出席。念願の富山再訪の機会をいただきました。報告会では、四国研修センターの ジャム、パウンドケーキと中部日本研修センターの卵を林久美子課長と共に販売(おかげさまで完売しました)しながら、多くの皆さまにご挨拶できました。

    私の社会人最初の上司で、数年前に勇退された北森さん(現支部常任幹事)がいる富山県。再会も叶いました。新人駆け出しの1994年4月、某信託銀行本店に支援のお礼に行ったときのことは忘れません。「誰のおかげで仕事させてもらえるのか」という「オイスカマンとしてのお辞儀の心」を北森さんの背中から教わりました。

    活動報告会ではウズベキスタン・内モンゴルの沙漠化防止 についてオイスカの冨樫智博士が講演
    会員50名以上が参加。会場:富山県民会館

    富山県支部は1974年の設立。かなり昔にはオイスカの農業研修センターもありましたが、私自身が1999年~2006年まで担当した旧神奈川県支部と同時に設けられた最も古いオイスカ支部です。いまは、北陸電力(株)久和進相談役を会長に、定期的に役員会を実施。HPやメディアでも情報公開に努め、巨大扇状地で有名な常願寺川の扇頂部付近で、丁寧に森林保全活動を続けるなど、堅実な支部活動を続けていただいています。
    ⇒支部HP https://oisca.org/toyama/

    支部がサポートした海外協力の一つ、北部タイ・チェンライ県ホイエン村の2010 年支援の植栽地(4.8ha)を、2018年に見たことがあります。富山県支部をはじめ、多くのご支援の甲斐あって、外務省NGO連携無償資金による一大プロジェク トとその成功に結び付き、いまも自助努力でプロジェクトが続いています。1992 年以降、同県でのオイスカは、262haの森づくりと村づくり、50校以上での「子供の森」計画を実施。次の10年では「ECO-DRR」(森林など生態系を活用した防 災・減災)プロジェクトとして、県内約50haの森林再生を目標にしています。

    * ちなみにオイスカタイの森林再生目標・10ヵ年計画は約276ha。

    【聴講者募集中】6月30日(木)【タイの3地域対抗・森の恵み自慢!!】オンラ インツアーで住民と共に歩んできた森づくりを知ろう】(オンラインイベント)

    ②へ続く

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