2019年8月20日

過去20年の世界の災害分類 ~ECO-DRRの知恵を求めてNo.10~

  • ECO-DRR
  • 本部スタッフ
  • 海岸林再生プロジェクト担当の吉田です。

    甲子園と並行して、撮りダメして積もり積もった録画を一生懸命見た夏休みは
    あっさり終わりました。その中の1本、NHK「BOSAI 学びの旅~水害編~」で
    UNDRR(国連防災機関)のデータが紹介されました。

    1998年~2017年の世界のさまざまな災害を分類した件数として、
    水害43.4%、嵐28.2%、第3位は地震7.8%
    つまり合計71.6% 

    20190808_100412

    また、経済的損失としては
    嵐46%、地震23%、水害23%
    つまり合計92% 

    20190808_100443

    とても知りたかった数字でもあったし、言われてみるとそうかもしれませんが、
    風水害のボリュームを再認識しました。逆に、干害や山林火災の被害量は
    極めて少なくカウントされていますし、表現しにくいのかもしれません。

    この7月は、世界の平均気温は最高に達したと報道されました。
    アラスカ・シベリアなどの森林火災は「前代未聞の規模」と国連が発表。

    休み明けに来てくれた大学生インターンの方に、「パリ協定」に対して
    世界のNGOは行動計画をどのように表現しているか調べていただいてますが、
    少し調べただけではなかなかヒットしません。案外何も言っていないのか…?
    そんなことはないと思いますが。

    20190808_100747

    ポスト海岸林として1歩を踏み出して9月で1年。
    オイスカは世界の中で何ができるか。

    *ECO-DRRとは「(森林など)生態系を活用した防災・減災」

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