昨年12月から今年4月にかけて、23年度研修生の研修修了式が各研修センターで行われ、17名が日本での学びや経験を胸に、帰国の途につきました。今年度の新研修生は1月から順次入国しており、先輩研修生の背中を追いかけるかたちで、14ヵ国・地域から22名が各センターですでに研修に取り組んでいます。
中部日本研修センターでは、22年度から2年間日本で学ぶ研修生の受け入れも実施し、2名が4月20日に修了式を迎えました。センターの小杉裕一郎所長は、「期間が2年となったことで、日本語の理解力が格段に向上し、日頃の研修の段取りやスピードにおいて、1年目の研修生の良いお手本となっていた。さらに2年目は農業に加えて、森づくりや地域開発についても時間を割いて学ぶことができ、帰国後の進路に即した知識や経験をより培うことができた」と話し、今年から2年目の研修に入る4名の取り組みにも期待していると述べています。
また、今年度はオイスカ初のウクライナからの研修生も入所。現在は基礎研修として、避難民4名を学生として受け入れた経験を持つオイスカ開発教育専門学校で、日本語や日本文化を学んでいます。9月からは国際ボランティア研修生として、中部日本研修センターで農業を共に学ぶ研修生や地域の方々との交流などを通して、地域開発や日本のNGOの役割についても学びを深めていく予定です。