6月10〜16日、静岡県支部(以下、支部)が企画するツアーに、会員を中心とした16名が参加し、モンゴルを訪れました。支部は2010年5月に初のモンゴル植林フォーラムを企画、県議会議員を含む29名をモンゴルに派遣して以来、毎年回を重ね、今年10周年を迎えました。
一行は、オイスカ・モンゴルユースセンターがあるブルガン県セレンゲ区を訪問。支部では17年に総局発足10周年を記念し、会員らがゲル1帳、コンテナ1基を同地に寄贈した経緯もあり、今回も地元住民らと共に植林を行うなど、交流を深めました。
昨年から植林を行っている「しずおかの森」では、カラマツ350本、ライラック100本、モノス80本の計530本を植林。ウランバートルとは植生が違い、シラカバやトウヒ、アカマツなど生える環境の中、子どもたちとの共同作業を楽しむ参加者の姿が見られました。また、OBらの農場を見学したほか、支部訪問10周年記念として、特別に国立公園内での記念植樹も行うなど充実した活動となりました。
また、同地では住民の生計向上を目指したプロジェクトの一環として養蜂も行われていますが、厳しい寒さが障害となっていることを知った支部から、ハチを寒さから保護するための越冬庫の購入資金が寄附されました。
内山恵美子支部事務局長は、「第一回のフォーラムの翌年、静岡県は、モンゴル総局のパンティ・ガンホヤク会長が知事を務めるドルノゴビ県と友好都市協定を結んでいる。支部の取り組みが自治体の結びつきを深めるきっかけとなったのはうれしいこと。これからも総局と協力して活動していきたい」と話し、10月4日には静岡県内でも、モンゴル訪問10周年を記念したイベントをモンゴル総局関係者らも招いて開催する予定です。