2008年7月15日

7月3日(木) 第35回オイスカ東京フォーラムを開催しました

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    オイスカの各国での活動をパワーポイントを使って説明する事務局長・永石安明

    オイスカ東京フォーラムは、オイスカが国際協力活動を推進している国の駐日各国大使もしくは大使館関係者を招き、最近の活動の状況報告、今後の活動方針等の意見交換を行うため、毎年開催しています。

     今年は7月3日、 ANAインターコンチネンタルホテル東京にて「第35回オイスカ東京フォーラム」を開催しました。本フォーラムは、オイスカが活動している国の在日大使館の関係者の方々に活動への理解と協力を深めていただくことを目的とし、バングラディシュや東ティモールなど11カ国の大使館関係者の出席を得て開催しました。

     フォーラムでは、中野良子総裁の挨拶に続き、最近の各国でのオイスカ活動の状況に関する報告を行いました。各国の大使からは、
    <バングラデシュ大使>
     今世界は環境破壊など大変なときを迎えている。しかし日本では、オイスカのような専門知識を持ったNGOが環境のために活動しているだけでなく、一般市民も「何かしなくては」ということに気付き、行動している。環境破壊をしているのも人間だが、人間にはその流れを変え、環境を守る力もある。日本には先端技術や知識があり、もし政治的意思さえあれば、世界において環境保全の指導的立場に立つことができる。オイスカはその活動を通じて日本のすばらしさや文化などのソフトパワーを世界に伝えることができる。

    <東ティモール大使>
     オイスカの特徴は、常に挑戦し続け、常に活動を普及し続けるという意思である。現在東ティモールでは、化学肥料を使用するよう多くの企業が働きかけている。そんな中でオイスカの農業研修センターは、有機農業の意義や方法などを広めるよい場となっている。

    <アゼルバイジャン大使館・アタッシェ>
     オイスカはNGOとして環境問題や食糧問題に対して活動する中で、外交官や政治家にはできない方法で、日本の良いイメージを広めている。特に、都市部ではなく、他の団体が注意を払わないような小さな村で活動していることに意義があり、資金的規模は決して大きくはないが、貢献度は非常に大きい。今後も協力関係を続けていきたい。

    などの発言がなされました。今後も各国政府の協力を得て活動を展開していくために、相互の理解が深まるフォーラムとなりました。

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