実施日:2023年6月5日(月)
実施団体:ミュンヘン再保険会社日本支店
活動:シカ害対策ネット補修
以前より気候変動に対する取り組みを意欲的に取り組まれているミュンヘン再保険会社 日本支店の皆さま。今年で3回目の活動となりました。炭素排出量の削減の取り組みとして、今回は移動方法などにも配慮されたそうです。
活動には、毎回さまざまな国籍の方が参加くださいます。また初参加の方も多く来ていただいたため、指導員からの作業説明も一層丁寧に行われました。「なぜ支柱をこの向きにつけるのか」など、作業の技術的なポイントなどもしっかり説明いただきました。
現場では、作業中も英語や中国語が飛び交い、指導員の方たちも一生懸命に英単語や身振りなどでコミュニケーションをとっていました。また、初参加者と活動に複数回参加くださっている経験者がペアとなっていたため、とてもスムーズに作業が進んでいました。
■今回で3回目の参加という日本支店の代表者と初参加の男性。
経験者である日本支店の代表者の方のサポートもあり、初参加の方もとても効率的に作業をされていました。
枝が巻いてしまい、取り付けるのが難しそうなネット補修も、今後の木の成長も考慮しながらネットを切るなど、丁寧に作業を進めてくださいました。
■めちゃくちゃ楽しい!!と笑顔でおっしゃっていたのがとても印象的だった2回目と初参加のお二人。
1年ぶりの活動でも「作業の手順を思ったより覚えていた。少しでもたくさん作業して帰りたい!」と、とても意欲的に作業をされていました。
■作業中には、「これは何の木ですか」「この木もまだ生きていますか」など、たくさんの質問をいただきました。シカが木の幹に角をこすりつけて、樹皮が削れてしまった跡などを見て「やっぱりネットが必要ですね」と作業の意義を実感いただけたようでした。
■今回は、ネットの補修のほかにも、植えた木が枯れてしまったために使わなくなったネットを片付け、林道の近くまで運搬する作業にも協力いただきました。 しばらく置いたままになっていたネットには、コケや植物などがびっしり絡みついているものもあります。「大変な作業だね」といいながらも、ひとつひとつ拾い上げてキレイにしてくださるなど、とても丁寧に作業してくださいました。
作業後には、ミュンヘン再保険会社日本支店の代表者さまより、晴天に恵まれ3回目の活動ができたことへの感謝が述べられ、「過去2年の活動時より木が大きく太くなっていて、私たちの行ってきた活動に意味があるんだということが実感できた。木が育っていたので作業に時間を要し、時間があっという間に過ぎた。この活動をサステナブルなものにしていきたい」と今後の活動への意気込みも語っていただきました。
台風の影響で実施ができるかどうか直前まで心配されましたが、当日は天候にも恵まれ、参加者の方からは「富士山にも初めて来た。来ることができてよかった!」「思っていたより本格的な作業だったが楽しかった」という声をいただき、リピーターの方も初参加の方も、それぞれにサポートしあい、楽しみながら活動をしていただけたようでした。