実施日:2017年5月20日(土)
実施団体:いすゞ自動車株式会社
参加者数:99名(事務局、指導者等を含む)
活動:植林(補植)ヤマザクラ・イタヤカエデ・ミズナラ3種計220本およびシカ害対策ネット付け
本年は、第2期に入った「富士山の森づくり」活動ですが、いすゞ自動車は活動の始まった初期より参加しており、今年で9回目の活動となりました。毎年、リピーターの方も多く参加してくださっており、今回は約半数(5割)の方がリピーターです。今回は活動地が林道から急斜面を降りた先にあり、1時間45分程の作業予定でしたが、アクセスに時間を取られ予定本数を植えきれるか懸念されました。しかし活動が始まってみると、リピーターの方が多いこともありスムーズに作業が進み、予定時間内にすべての苗木を植えることができました。早さばかりでなく仕上がりも丁寧で、日本の製造業の底力を示していただきました。
活動地で行われた開会式では、まずコーポレートコミュニケーション部グループリーダーの小杉様からご挨拶をいただき、この活動の特徴である「シカ対策の実施」「長期の見守り」「多様性の確保」等に触れられました。
6班に分かれた後、各班の指導員からの苗の植え方、ネット取り付け方法等、作業手順の説明を受けて一斉に斜面に散らばり、ペアごとに作業が始まりました。工場のつなぎ服姿の参加者あり、夜勤明けでそのまま参加の方あり、ここで初めて知り合って組んだペアでも、息を合わせてスムーズに作業を進めていました。
タイからの研修生も8人参加。作業にすぐ慣れた様子で、ペアで協力しながら次々と苗を植えていました。
活動地までの急斜面を苦労して下りていたお嬢さんでしたが、作業が始まるとお母さんを一生懸命手伝って頑張っていました。移動の途中で出てきたミミズが怖いと言っていましたが、作業中に指導者が見つけたハルゼミには「見せて、見せて!」と興味を示していました。
4回目の参加とおっしゃるご夫婦。とてもやりがいがあるので、また来ましたとのこと。さすがベテランカップルは、作業の手際が良く、出来上がりもきれいでした。
最後に、富士山の森づくり推進協議会会長の清藤より「世界文化遺産に登録された富士山での活動に誇りを持っていただきたい。」との言葉とともに、長年の活動に対する感謝と今後も引き続き協力をお願いしたいとの意が述べられました。
【開会式】
1.いすゞ自動車株式会社代表挨拶:
コーポレートコミュニケーション部 グループリーダー 小杉氏
2.富士山の森づくりについて:山梨県森林総合研究所 主幹研究員 長池氏
3.協力団体の紹介:司会
4.記念撮影
5.指導員紹介及び班分け:司会
【閉会式】
1. 山梨県代表挨拶:富士東部・林務環境事務所 県有林課課長
2. 富士山の森づくり推進協議会代表挨拶:会長 清藤氏
【バス内講義】
富士東部・林務環境事務所 2名