2015年6月8日

2015年度人材育成事業 3つのセンターで28名が研修開始 メキシコからは初の研修生も

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  • 2015年度の人材育成事業は、国内3つの研修センター(中部日本・四国・西日本)で研修生30名を10ヵ国・地域から受け入れ展開されます。コースは農業一般、家政、地域開発のほか研修生OBが対象となる国際ボランティアおよび農業指導があります。これらに加えて今年度で8年目となる㈱三菱UFJフィナンシャル・グループ支援による「環境保全型有機農業の指導者育成研修コース」が西日本研修センターで実施されます。同コースの入所式が4月14日に東京のオイスカ本部事務所で行われ、同社の黒田忠司常務取締役をはじめ、バングラデシュ、フィジーなど3ヵ国の大使館からの来賓が列席し、10名の研修生を激励しました。

    入国してきたばかりの研修生は、本研修に向けて日本語を習得。訪日前に勉強してきた研修生も日常会話には悪戦苦闘(四国研修センター/地域開発コース)
    入国してきたばかりの研修生は、本研修に向けて日本語を習得。訪日前に勉強してきた研修生も日常会話には悪戦苦闘(四国研修センター/地域開発コース)

     
    オイスカの研修センターで実施される農業一般、地域開発コースや農家で受け入れる短期養蚕研修などのほか、山梨県丹波山村で地方行政について研修を受けるため、フィリピンから2名が入国しています。同村では13年に外国人研修生の受け入れを開始、小中学校での英語教育や老人福祉施設での介護についても学んでいます。その成果を継承できるよう、今年度は新たに2名を受け入れ2年間の研修を実施する予定で、オイスカでは日本語や基本的生活習慣などを学ぶ基礎研修や日本滞在中の在留資格更新などの手続きをサポートします。

     

     

     

    初のメキシコ人研修生。来年は同国の研修生が正規の農業コースに参加できるよう期待がかかる
    初のメキシコ人研修生。来年は同国の研修生が正規の農業コースに参加できるよう期待がかかる

    また、4月11日にはメキシコから初となる研修生が1名入国しました。中部日本研修センターに籍を置き、3ヵ月という短い期間ではありますが、オイスカの理念を学び農業研修にも参加しています。本研修は今年1月に愛知県豊田市で開催されたオイスカ・インターナショナルの国際理事会に出席した、メキシコ総局のホセ・マーチン・アテラ・エチェバリア会長の強い希望によるものです。同氏の「わが国の青年をぜひオイスカのセンターで研修させたい」との言葉に、関係者らが調整し特別コースを設ける形で実現しました。氏は「日本人が持つ規律正しさが国の発展に寄与している。研修生にはそれを身に付けて母国の発展に貢献してもらいたい」と期待を寄せています。

    現在12府県で受け入れている技能実習生は、本年度新たに約60名が入国する予定で、2・3年目の先輩実習生と共に技術習得に励みます。

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