つみ木遊びを通して、木や森に対する興味を換起し、荒廃する日本の森の現状を子どもたちに知ってもらおうと2005年にスタートした「森のつみ木広場」は、その地域の間伐材でつみ木が作成されたり世代間交流に発展したりと、さまざまにかたちを変えながら進化を続けています。その一方で、「森の現状などの話は誰でもができるわけではなく、また、子どもに分かりやすく伝えることは難しい」という声が、 ボランティアの方々からあがっていました。
これを受け、分かりやすく森の話を伝えるためのツールとして紙芝居「森のおはなし」が考案され、10月に完成。動物キャラクターを使った絵本やアニメーションで環境問題を広く伝える活動をしている㈱ヌールエの協力の下、半年以上かけて制作されたものです。木目など細部の描写にもこだわりを持って作られたオリジナルの紙芝居をたくさんの方に活用していただき、つみ木の輪がさらに広がっていくことが期待されます。