2016年4月5日

技能実習生研修会 沖縄全土から実習生67名が集結 インドネシア大使館からも激励に

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  •  現在3ヵ国の実習生が技術習得に励む沖縄県で、学びがよりよいものとなるよう今年も2月4・5日に研修会が実施されました。開会式には沖縄県農林水産部営農支援課の新里良章課長、大城忍営農担い手班長をはじめ、内閣府沖縄総合事務局の五十嵐祐佳氏、JAおきなわ農業事業本部さとうきび振興部の平川尚次長、受け入れ農家代表の金川均氏など多くの来賓が列席。インドネシアの実習生が6割を占めることもあり、在日本インドネシア大使館のダデン・グナワン農業担当官が東京から来沖し、実習生に激励の言葉を述べられました。

     実習生を代表して活動報告をするA.P.ヤムナL(スリランカ/伊江島で実習)。流暢な日本語は努力の賜物

    実習生を代表して活動報告をするA.P.ヤムナL(スリランカ/伊江島で実習)。流暢な日本語は努力の賜物

     式典後は、「沖縄の農業」と題した大城班長による講演に続き、JAおきなわ農家経営支援センターの津嘉山起寛氏より農産物の流通システムについて詳しく説明がなされました。両講師にさまざまな質問を投げかける実習生の姿からは、意欲の高さがうかがえました。また、JAおきなわ読谷選果場や先進農業支援センター(読谷村)、JAおきなわ豊見城選果場(豊見城市)などを視察した実習生たちは、ここでも熱心にメモを取り学びを深めていました。
     「生産」「流通」「販売」といった年ごとのテーマに基づき、3年間で農業をトータルに学ぶのが本研修の目的ですが、オイスカ沖縄事務所所長の新屋敷道保は「もう一つのねらいは各地で実習に励む実習生が一堂に会して、互いの努力を認め合い刺激し合うこと」と話します。同じ目標を持って頑張る仲間との久々の再会は、モチベーションのアップにもつながりました。

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