2009年12月19日

将来を担う研修生を支える 人材育成支援の現場をMUFG社員と家族が訪問

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    研修生と一緒に野菜の収穫体験。交流だけではなく農作業も参加者にとって貴重な体験になった
    研修生と一緒に野菜の収穫体験。交流だけではなく農作業も参加者にとって貴重な体験になった

     オイスカ西日本研修センターでは三菱UFJフィナンシャル・グループ(以下、MUFG)の支援を得て、環境保全型有機農業の指導者育成コースの研修を実施しています。「人材育成こそが、環境や貧困などの問題を根本から解決する本質的な取り組みである」というオイスカの考えに賛同を得て、2008年4月より支援いただいています。今年度は09年4月〜10年3月の期間で、10名の研修生が母国の農業発展を担う人材となるべく日々研修に励んでいます。

     そんな研修生を応援し、また草の根の国際交流を体験するため、09年12月19日にMUFGの九州エリアを中心とした社員とその家族、合わせて32名がオイスカ西日本研修センターを訪問しました。同センターで開催された交流会は08年11月に続き、今回が2回目。参加者の中にはリピーターや、同センターが実施したホームステイプログラムでホストファミリーだった家族の姿もみられました。

     交流会では研修生がこれまでにオイスカの研修で学んだことや帰国後に取り組みたい活動についての発表も行われました。滑らかな日本語での発表に参加者からは驚きの声があがり、約1年の研修の成果がうかがえる内容になりました。また、当日は雪もちらつく厳しい寒さでしたが、日本の年末の風物詩である臼と杵を使ったもちつきを体験するプログラムが行われ、子どもたちと研修生が協力してもちつきをする微笑ましい光景が見られました。研修生が大切に育てた野菜の収穫体験も行われ、参加者たちは、研修生から野菜の収穫方法の指導を受けながら、一緒に汗を流しました。

     参加したMUFG社員からは「これからもセンターのイベントに参加して交流を深めたい」などの声もあがり、冬の寒さを吹き飛ばす温かい心の交流が広がりました。

    人参の収穫を行う。研修生がそれぞれ育てた個人畑の見学も行った
    人参の収穫を行う。研修生がそれぞれ育てた個人畑の見学も行った

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