2016年12月5日

夏を中心に4〜10月21団体256名が8ヵ国を訪問 回を重ね深まる現地とのつながり 熱い想いで広がる活動の輪

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  •    オイスカでは協働でプロジェクトを進める企業の現地視察などのほか、国内の研修セ
    ンターや支部、支援組織によるさまざまな海外ツアーが実施されています。

    日本から21名が参加、現地の子どもたちとマングローブやマホガニーの苗を植えた。関西研修センター企画の本フォーラムは22回を数える
    日本から21名が参加、現地の子どもたちとマングローブやマホガニーの苗を植えた。関西研修センター企画の本フォーラムは22回を数える

       関西研修センターが企画する「フィリピン植林フォーラム」には、ルソン島北部に位置するアブラ農林業研修センターを拠点に、植林や「子供の森」計画参加校での交流、ホームステイなどが組み込まれています。法人会員である中国電力労働組合(中国電力ユニオン)は今年、フォーラムに参画して10年を迎えました。南イロコス州にある〝ユニオンの森〞ではマングローブが順調に生育しており、今回も13名が、共に参加した他団体のメンバーや現地の子どもたちと1000本の苗を植えました。フォーラムには東洋紡労働組合やネクスタ㈱などからも派遣があり、それぞれに積極的に環境保全活動を展開しています。
     

     

    パラオ研修センターを視察。左から2番目がウエキ氏、右から3番目が中村会長。現地では岸川至現総局会長(中央)の尽力により取り組みが進められている
    パラオ研修センターを視察。左から2番目がウエキ氏、右から3番目が中村会長。現地では岸川至現総局会長(中央)の尽力により取り組みが進められている

        福岡からは3名がパラオ共和国を訪れました。パラオ研修センター(現在は現地に移管)は、西日本地域の会員の多くの支援により1982年に完成。2015年11月にオイスカ・パラオ総局初代会長ミノル・F・X・ウエキ氏が西日本研修センター来訪の折には、当時を知る中村工業㈱の中村隆輔会長も久々の再会を果たしました。このたびの訪問は、中村会長の「現地での活動を次世代につなげるためにも、これを機に関係者
    や研修生OBとの交流を深めその普及促進を図っていきたい」との強い思いから実現したものです。パラオではトミー・レメンゲサウ大統領および田尻和宏駐パラオ特命全権大使を表敬し活動について報告したほか、ウエキ氏やOBが参加して夕食会を開催、思い出話に花を咲かせるとともに今後について懇談しました。
        支部や支援組織が企画するツアーには、長く続く植林ボランティアも数多くあります。訪れた日本人と現地の人々が家族のように親しくなり、心を通わせ未来の地球のために共に緑化に取り組んでいます。

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