2008年7月14日

ミャンマー・サイクロン災害 緊急支援物資の仕分け、僧院で授業を受ける子どもたちを視察

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  • 高床式に設計された僧院の床下が臨時の校舎。椅子や机が足りず、地面にゴザを敷いただけの場所で授業を受ける子どもたち
    高床式に設計された僧院の床下が臨時の校舎。椅子や机が足りず、地面にゴザを敷いただけの場所で授業を受ける子どもたち

    6月22日、23日の両日で、今後の緊急支援物資配布用に1080世帯分のセットの仕分けを行いました。配布する物資は米・ヒヨコマメ・ニンニクなどです。

    同23日、デダイにあるジュンピン村、オッオーラン村を訪問。当村は海岸部でサイクロンの大きな被害を受けましたが、デダイの中心部とのアクセスが悪く復興が遅れています。学校も全壊しており、現在は高床式の僧院の床下を仮の校舎として利用し、小学校から高校までの生徒が午前と午後に分かれて授業を受けている状態です。

    24日には、オイスカ東京本部・池田敦史がヤンゴンに到着。翌日、オイスカが最初に緊急支援物資の配布を行ったヤンゴン市内のダゴン地区を視察しました。サイクロンの被災直後に避難場所となった僧院や学校で世話係をしていた人や非難していた住民を訪ね、非難当時や現在の状況の調査を行いました。

    池田は、26日にはミャンマー農業公社(MAS)のヤンゴン事務所を訪問し、事業計画課・種子課の責任者と面会しました。その後、種籾支援開始の調整のためスタッフ2名と研修生OBの1名がデダイに向かいました。今後は当面の活動拠点をデダイに移し、センタースタッフ、研修生OBが機動部隊となり、農業復興援を展開していく予定です。

    サイクロンの被害から完全に脱却はできていなくても、子どもたちの顔は輝きを取り戻しています
    サイクロンの被害から完全に脱却はできていなくても、子どもたちの顔は輝きを取り戻しています
    村の住民から被災当初や現在の様子を聞き取り調査する池田敦史(真ん中奥)
    村の住民から被災当初や現在の様子を聞き取り調査する池田敦史(真ん中奥)
    ジュンピン村で訪ねた僧院の全景。サイクロンで被害を受けた屋根をビニールシートで補修している
    ジュンピン村で訪ねた僧院の全景。サイクロンで被害を受けた屋根をビニールシートで補修している

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