2008年5月30日

ミャンマー・サイクロン災害 支援物資を2400セットに仕分け完了

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  • 支援物資の保管場所である僧院にて研修生OBと現地ボランティアの住民が仕分け作業
    支援物資の保管場所である僧院にて研修生OBと現地ボランティアの住民が仕分け作業

    5月21日に現地研修センターからヤンゴンに到着した精米約9500kg、油約1200kgの緊急物資は、翌日から24 日にかけて仕分け作業が行われ、2400セットにわけられました。セットの内容は[米4kg・油480g・ロウソク3本・ライター1個・衣類2~3枚]です。

    また、23日の夜にはエーヤワディー管区デダイへ調査に出ていたスタッフ2名と研修生OBの1名がヤンゴンに戻りました。デルタ地帯の被災状況はひどく、暴風と水害で多くの家屋が倒壊し死者も出ています。3週間たった今でも遺体が放置されている場所もあり、車でのアクセスが悪いため、支援もほとんど入っていない状態です。人々は崩れた家々から資材を集め、なんとか風雨をしのげる場所を確保しています。

    現地では田植えの時期となっていますが、田を耕すための水牛も失い、種籾もなく、毎日の食糧確保も困難な状態のため、引き続きの支援が必要ということです。

    大量の精米を仕分ける作業。ボランティア参加の地域住民に助けていただいています
    大量の精米を仕分ける作業。ボランティア参加の地域住民に助けていただいています
    倒壊した家から資材を拾い集める住民
    倒壊した家から資材を拾い集める住民
    水に浸って劣化した籾をかわかす住民
    水に浸って劣化した籾をかわかす住民

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