7月7~18日まで、住友生命保険相互会社に支援をいただき、フィジーのオイスカスタッフのナウガ・シケリ(通称:タマニ。サンゴ礁保全プロジェクト担当)が、和歌山県東牟婁郡串本町の海中公園センターでモニタリングの手法を、また、沖縄県石垣市のWWFサンゴ礁保護研究センター「しらほサンゴ村」で、住民参加型によるサンゴ礁保全の方法などを学びました。 サンゴ礁保全の来日研修は今回で3回目で、これまでの研修ではサンゴの新しい移植方法などを学び、帰国後それに基づいて移植活動を進めてきました。今回の研修は、移植成果やフィジーのサンゴ礁の実態をより正確に把握すること、および保全活動のための手法の会得を目的に実施されたものです。研修後、タマニは「フィジーには、まだよく調べられていないサンゴ礁がたくさんあります。モニタリングの研修はとても実用的ですぐに役立つ内容でした。また、保全には住民の参加が重要だということも改めて感じました」と、感想を述べていました。