2008年12月9日

パラグアイでの植林事業 南米のシンボルへ

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  • 「東芝の森」の看板の後ろには、植えられた木の苗が育っています。
    「東芝の森」の看板の後ろには、植えられた木の苗が育っています。

    1970年代の大豆ブームによって南米諸国では森を切り拓いての大規模農業に拍車がかかりました。パラグアイは、日本人移住者が大豆栽培の主流となっており、今や世界でも5本の指に数えられる生産国です。

    オイスカ・パラグアイ総局は、そうした豊かな収穫をもたらしてくれる大地へ感謝の念をこめ、植林を始めました。時を同じく、2005年7月より「150万本の森づくり」を進めていた㈱東芝から、海外での植林について相談があり、その1つとしてブラジルとの国境に近いイグアス移住地が選ばれ、日本人会に業務が委託されました。「東芝の森」は07年に植林が始まり、今年の夏に、予定されていた2万本の植林を完了。昨年植えられた苗も順調に成長しています。

    また、イグアス移住地では日本経団連自然保護基金などからの協力を基に育苗センターも造られ、今では「子供の森」「万宝の森」「信濃の森」など 10を超える新たな森が誕生、南米を代表する植林モデル地となっています。日本と異なる環境をもつ南米でも、オイスカが実施する植林は高い評価を得ています。パラグアイでは、〝美しい森づくり”に対する期待がさらに高まっています。

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