2008年2月2日

オイスカ・アゼルバイジャン総局 接木したリンゴが結実

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    接木されたリンゴは昔の日本の品種。同国の環境に適していることから選ばれた

    2007年の秋、アゼルバイジャン北部のリンゴ産地から、「日本の木を接木した木に最初のリンゴが1つなった」との報告が届きました。

    2006年3月、山梨県支部坂本光春常任幹事と、リンゴ栽培専門家・桜井昭八氏、オイスカ本部職員の3人がアゼルバイジャンを訪問しました。オイスカ・アゼルバイジャン総局の求めに応じ、リンゴ改良プロジェクトを進めるためです。同国では昔からリンゴをたくさん栽培していましたが、05年に同国を訪問した坂本氏は、りんごの味・食感には改良の余地が多いと気づきました。そこで、リンゴ改良プロジェクトを持ちかけ、このプロジェクトが始まりました。

    初めてなったリンゴの実は、近所の子供が食べてしまったため味の報告が来ませんでした。しかし、接木した木がどれも順調に枝を伸ばしていることから、約10軒のリンゴ農家は来期の収穫へと期待を膨らませています。現在、桜井氏の指導の下で日本から剪定法のアドバイスを送っています。

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