2018年5月10日

インドネシア 企業とオイスカとの共同運営でバニュワンギ県に新研修センター開設

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  • 2月26日、インドネシアの東ジャワ州バニュワンギ県において、エトスアグロ社とオイスカ・インドネシア総局が共同運営する、農業技術研究センター(以下、センター)の開所式が行われました。バニュワンギ県は、海を挟んだ対岸はバリ島というジャワ島の最東端に位置しており、多くの観光客が訪れるほか、近年では海外からの投資も増え開発が進む地域です。

    新しい農具を手に、来賓と記念撮影をする第一期研修生
    新しい農具を手に、来賓と記念撮影をする第一期研修生

    今回パートナーとなったエトスアグロ社は、農作物の品種改良や生態研究に取り組み、農産物の生産、加工、販売まで一貫した体制の構築を目指しており、その基本となるのが活動を推進するための人材の育成であると考えていました。 若い農村青年を育成し、彼らに各々の地域における生産および加工分野のリーダー役を担ってもらうための研修センターの設立に関し、農業の人材育成分野における長年の実績とノウハウを持つオイスカに相談があり、共同で運営していくことを決定。オイスカの研修生OBらがスタッフとなり、開所に向けた準備を進めてきました。
    開所式当日は、同県の知事代行ら来賓のほか地域住民代表ら約200名が集まり、地元や近隣の州から選考された第一期生となる研修生20名を激励しました。センターは、有機農業を学ぶ研修農場のほか、研修生やスタッフのための宿舎も完備しており、今後は農作物研究所も併設する予定です。

     

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