2012年10月22日

アフリカ JTプロジェクト評価にオイスカの人材を活用

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  •  2012年10月、日本たばこ産業㈱(JT)の受託により、アフリカのタンザニア、マラウイ、ザンビアで進められている環境保全プロジェクトに評価チームを派遣しました。メンバーはアフリカでの業務経験がある国際協力部・海外プロジェクト担当部長の長宏行をリーダーに、乾燥地での農業や植林に詳しいフィリピン・アブラ農林業研修センター所長のデルフィン・テソロら3名です。

     プロジェクトは、JTとJTI(Japan Tobacco International)が現地NGOを支援して行っているもので、植林や自然林保全活動のほか、焼畑に頼らない保全型農業が推進されていました。評価チームは、農村の持続可能な開発に資する包括的なメニューをマニュアル化して実践し、 広範囲で効率的な活動実施を可能にしている点などを挙げ、アフリカにおける成功事例であるとの評価をしました。

     外部評価は、改善への助言のみならず、ドナー(支援者)や実施NGOの視点では気付かない、プロジェクトが持つ意義を掘り起こすことも重要な役割です。オイスカは50年間の活動で培った知識と国際的な人材ネットワークをさらに活用しながら、今後もこのようなコンサルタント業務を推進し、支援者、実施者を勇気付ける評価を通じて、国際協力活動の発展に貢献していきます。

    チャーター機を利用し、広大なアフリカに広がるプロジェクト評価に臨んだ(一番右が長)
    現地のNGOスタッフから聞き取り調査を行うデルフィン(左から2人目)

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