2012年2月20日

「富士山の森づくり」推進協議会 平成23年度「モニタリング報告会及び総会」開催

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  •  2月20日、東京・代々木の国立オリンピック記念青少年総合センターで、「富士山の森づくり」推進協議会の平成23年度「モニタリング報告会及び総会」が開催されました。23年度は「富士山の森づくり」10年計画の5年目の節目に当たることから、これまでの活動を振り返ると同時に今後の方向性について話し合われました。
     初めに行われたモニタリング報告会では、植林地の調査・研究を行っている富士森林施業技術研究所の松崎誠司氏より、苗木の成長の様子やシカの食害状況などについて報告がありました。苗木は約85%が育っており、広葉樹の植栽事例としては極めて良好な結果と言えますが、シカの食害から苗木を守り、健全な森を育むために、今後はネットの設置などの対策が必須となることなどが示されました。

    オイスカ本部啓発普及部・長野より、平成23年度の活動について報告。参加者も興味深く耳を傾けていた

     続いて総会では、23年度の活動報告及び24年度の活動計画、今後の「富士山の森づくり」の方向性について発表があり、これまでの活動記録として作成した本とDVDも紹介されました。また、本協議会会長・進士五十八東京農業大学名誉教授による「自然再生の理念と基本」と題した講演は、森と人との関わりについて改めて考える機会となりました。
     今後も植林地の管理を継続していくとともに、人と森の触れ合いを通じて森を活かしながら、森を守り、さらに豊かにしていくためのさまざまな方法を模索することを確認し、協議会として新たな一歩を踏み出すこととなりました。

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