魅力再発見!ラジオDEウォーク
初めまして、イラストレーターico.と申します。
寄稿は初めてですが、いつもプロジェクトやオイスカの媒体でイラストを描かせて頂いているので、
絵はお馴染みかもしれませんね。
名取市閖上に生まれ育った私にとって、名取市海岸林は大切な心の原風景。
一ボランティアとして、現場での作業、絵を通してのささやかな支援をさせて頂いております。
そうして5年程関わっている中で、
昨日は私にとってプロジェクトを名取市民&市外の方々に伝える大仕事がありました!
今回はそのご報告レポートを送らせて頂きます!
TBCラジオ/魅力再発見!ラジオDEウォーク
『みんなでつくる名取のいいとこ大事典』
http://www.tbc-sendai.co.jp/02radio/walk2018/index.html
ラジオの生放送を聴きながら市内をみんなでウォーキングし、
そのまちの魅力を発見しよう・体験しよう、というもの。
今年は名取市市政施行60周年ということで、名取市からの依頼で企画されたこともあり、
名取市長はじめ名取市役所職員の皆さん、地元の企業・学生さんなど地元の皆さん、
名取市の魅力を伝えるべく総動員での運営となりました。
そしてその案内役として、私が出演することになったのでした!ひえ〜
当日はこんな感じ、スタート地点の名取市役所前が参加者で埋め尽くされました!


私は参加者と一緒にウォーキングしたため、別で特設してもらった
『名取市海岸林再生プロジェクト』ブースは母に店番をお願いしました。

母もボランティアで現場を知っていますし、
何より閖上に生まれ住んで50年以上、現在も名取市在住!
パネルを見てくださる方に説明したり、市民の方とは海岸林の思い出話をしていたそうです。
後片付けはボランティア常連のOさんやS親子も手伝ってくれました。
海岸林再生プロジェクトの結束力の強さ、仲間意識の強さに感動した1日でした。
ちなみに、パネル展の隣にはチャリティーショップmolicoブースも。
『名取市民の森』をイメージしたデザインも作りました!
この日だけで売上は24,870円、寄附額は12,335円となりました。
現在もmolico(https://icollection.stores.jp)のオンラインショップで商品は販売中です!
これからも、何らかの形で皆さんの前に出没すると思います。
その都度様々な角度と手法で、地元のことプロジェクトのこと伝えていければと思っていますので、
今後とも宜しくお願い致します。
最後までお読み頂き有り難うございました。
ico.
慣れているからこそご注意を ~11月17日ボランティアの日予告⑥~
11月10日、年一度の生長モニタリング調査前に、写真管理のために歩きました。
今週末17日(土)のボランティアの日向けに、歩いて感じた注意点などお伝えします。
①2014年植栽地:マツが大きくなったため、調査地の目印が道から見えない。
図面をよく見ないと行き過ぎます。私は2ヵ所、通り過ぎました。
でも、急ぐことはありません!
②2014・2015植栽地:松の枝が密集した場所に突入する班もあります。
チクチク、覚悟を。この時期になればハチは大丈夫。
No.8、ここの調査が一番面白い。樹高3m。どれが調査対象かわからない。
ほぼ迷路です。
③防風垣、要注意!
2014・2015植栽地はとくに腐っています。折れやすい。
腐っていなくても・・・
慣れてるからこそ、登る時はあらためて注意を。私も落ちたことがあります。
ある専門家は、服が引っかかって、防風垣からまともに落ち、複雑骨折。
①ボルトのある場所は強度がある。②手足を同時に使って、重心を複数に分ける。
④発見、募集!
今日私は、新しい場所に使用中のキツネの巣穴、ここでは見たことがない
(でも多分珍しくない)ハンミョウを見つけました。キジも、ハヤブサもいます。
五感研ぎ澄ませて、楽しんでください。鳥に興味がある人は「三浦さん」と一緒にどうぞ。
毎年11月のボランティアの日は、いつもと違う日にしたいと思います。
樹高9mまで計れるポールも5本持っていきます。
大きく伸びた何ヵ所か、みんなで計ってみましょう!
閖上植栽地のゴミを、学生さんが拾ってくれました ~11月17日作業予告⑤~
「ゴミがひどいので、サークルのメンバーと拾いたい」
先日、東北大学の学生さんが電話をくださいました。
見ず知らずの方たちですが、我々の予定よりも一週間早かったので、
あの場所はお任せすることにしました。市役所に行って専用ゴミ袋をもらい、
分別方法と集積を打ち合わせるよう勧め、市のクリーン対策課を紹介。
11月10日、生長モニタリング調査写真管理のため閖上に行くと、
不法投棄の発泡スチロールゴミも含め、すべて拾ってくださった後でした。
「午前中、20人ぐらいで2時間ぐらいかな?随分拾って両手で運んでたよ」
工事の警備員さんから聞きました。
でも、もう空き缶が1個捨ててある・・・
その後、もう一度来たらもう1個。
今日の私は、どこかの港から漂って名取に流れ着き、
台風で防潮堤を超えてきた発泡スチロールを仕事ついでにたくさん回収。
大きくても軽いから、強風が吹けば防潮堤は軽く越えますね。
今週17日(土)のボランティアの日は、午前中モニタリングしながら、
ゴミ拾いを広範囲に進め、調査が終わったら北釜の残存林のゴミ拾いかな。
他にもやることはたくさんあるので、手順をよく考えておきます。
台風24号による塩害被害を調査してみた件
こんにちは!
先日、クレジットカードの支払いを延滞してしまい、クレジットカード利用停止になってしまいました(笑)
そういう明治大学経営学部一年の田之上健と申します! 先日、初めてボランティアとしてオイスカに来ました!
オイスカは、農業を通じた人づくり・国づくり”を目指し、アジア太平洋地域の国々で「農村開発」「人材育成」
「環境保全」「普及啓発」を行っているNGOです!!!!!
いつかは、NGOのボランティアに参加してみたいと思っていたので、参加できることになったときは、胸が躍りました!!
そして、与えられた仕事内容はなんと台風による塩害被害の状況の調査でした!!!
※明治大学の学生のなかで指名いただき、吉田さんの指示で、この仕事を行うことになりました(笑)
かねてから、塩害には興味があったので縁が良い!!!塩害だけに(笑)(笑)
前回来た時、約5時間ほど、黙々とパソコンとにらめっこをしながら、台風の塩害被害の状況について調査しました。
なぜ台風24号で塩害が起きてしまったかというと、普通だったら、雨が塩を流してくれるのですが、
今回は雨が降らなかったため、起きてしまいました。
そして塩害の被害の実態は想像以上に悲惨でした。
自分が住んでいる千葉県では23億円の被害が、他にも、静岡県や茨城県など太平洋側で大きな被害が出てしまいました。
なかには1000万円以上の被害を被った農家もありました。
そして、神奈川県鎌倉市では、イチョウの葉が塩害により変色してしまい、紅葉に影響が出ると懸念されています。。。。。。。。。
やはり塩害対策は、日本の農業を守るためにも必要不可欠だなと感じました。
海岸林再生プロジェクト頑張ってください!!!
吉田です。
今年のような大規模な風塩害は10年に一度か?
彼は、手早く、上に書いた事の何十倍もしっかり情報を集め、整理してくれました。
これから各方面で使わせていただきます。ありがとうね。
今月末、台風21号の風害を京都で視察します。
京セラ労組50周年記念大会で発表の場をいただいたので、その前に寄り道して。
しかし、なんであのような、いくつもの山が丸ごとの倒れ方をしたんだろう・・・
焼津・用宗 海岸林視察
オイスカ静岡県支部の中西佑輔です。
報告会・懇親会の終了後に、焼津・用宗に足を延ばして
アドバイザーの小林様と吉田さんと海岸林の視察も行いました。
焼津市では、藤守(静岡県焼津市藤守)の海岸林視察にいきました。



この海岸林は、飛砂防備保安林として整備され、ゴミもなく木もまっすぐ成長している
様子から地域の方々に大切に守り育てられていることがよくわかりました。
焼津市をあとにして、用宗(静岡市駿河区)へ
こちらは潮害防備保安林として植えられた海岸林


一見すると左側が古い様に思えますが、なんと 平成14年に設置されたもの。
右が昭和55年設置。設置される向きの違いで潮の影響を受けていることがよくわかります。
その他、よく現場を見るとビニールひもが、松にくくりつけけられていました。
今回は焼津・用宗の2か所の海岸林視察でしたが、どちらも地元の方や自治体がしっかり関わって
保全に携わっていることがよくわかりましたし、自分自身海岸林に対する見方が大きく変わるものでした。
これから日本各地を訪問した際には、いろんな海岸林を見に行きそこから地元の様子を感じ取ってみたいと思います。
静岡県支部 活動報告会・懇親会
2014年前後、海岸林担当として宮城中央森林組合の皆さんと思い切り植えたこともあります。
10月25日(木) ホテルアソシア静岡にて、海岸林再生プロジェクト活動報告会・懇親会を開催しました。
当日はお忙しい中、落合会長・後藤副会長をはじめ約30名の方々にご参加いただきました。
東京からはアドバイザーの小林省太様、吉田部長の二人に来ていただき
プロジェクトの現状やこれからの展望について、わかりやすくお話をしていただきました。
参加者の皆さんも熱心に耳を傾けて、報告を聞いていただいている姿を見て、震災復興に対する
関心の高さを改めて感じました。
その熱気は会場にいる全員が共有したようで、皆さん口々に「百聞は一見に如かず」、
以前に訪問したことがある方も、初めての方も来年には全員で現場を見に行こう!と
来年の事業計画がすでに決まるほどの勢いがあり、懇親会までその熱気が途切れることなく、
盛会の内に終わることができました。
ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました。
※当日、寄付と募金で1万8000円のプロジェクト支援金が集まりました。
ご支援いただいた皆様ありがとうございました。
こんにちは、損保ジャパンインターン生の大和田です。昨日の続きを。
いよいよ学祭1日目。
この日から自主企画は東北大学の学生が1人手伝いに来てくれたので、2人で対応していました。
27日は残念ながら雨が降っていたため、人がなかなか来ませんでした。
展示の方を見に来てくださった方は約10人。
やはり岩手県なので、陸前高田市の高田松原や奇跡の一本松の話、下北半島の方にある防風林などについて知っているという方が多かったです!
友人やゼミ・サークルの先輩、先生などが見に来てくださっていました。
自主企画の方はワークショップが好評で、アクセサリー作りにハマる方が多く、先輩から「楽しかったから宣伝しておくよー」と言っていただきました!
学祭2日目。
28日は晴れていたこともあって、1日目と比べるとたくさん人が来てくれました。
約30人の方が展示を見てくださって、家族連れや高校生も何組か来ていました。
ワークショップが大盛況だったため、子どもを待つ親御さんに活動内容の紹介をしたりしていました!
宮城県出身の方や名取市の近くで働いていた方などもいらっしゃいました。
被災地の様子に詳しいか方や、親戚が被災したため震災後すぐに被災地に向かったところ、通ることもできず何も無くなっていて驚いたという方もいらっしゃいました。
私は家が流されて避難所で生活していたのですが、震災当時は移動手段も無く、テレビも見ることが出来なかったため、身の回りのことしか知らなかったので、展示を見に来てくださった方々の話を聞いて勉強になりました!
学祭での企画を通して、やはり地域差が出るなと感じました。
普段は、地元の方やリピーターの方が多いので名取市や海岸林について説明しなくても分かっている人が多いのですが、岩手県民に説明するときは、名取市がどこにあるか、なぜ海岸林が必要なのか、といったことから説明しなければいけなかったので大変でした。
そして、名取市内の話だけではなく、陸前高田市の高田松原や下北半島の防風林、秋田の砂防林などに詳しい方も多く、色々なことを知ることができました。
また、1人で企画して、準備して、対応して……というのは、思っていたよりもかなり大変でしたが、なんとかやり遂げることができました。
1人でといっても、パネルや写真などを送っていただくなどサポートをしていただいたので、なんとか成功させられたと思います。ありがとうございました!
そして、展示を見に来ていただいた方もありがとうございました!
こんにちは、損保ジャパンインターン生の大和田です。
10月27日・28日は私の通う岩手大学の学祭でした。
私は、教室を1つ借りてオイスカ名取事務所の活動内容の展示を行いました。
パネルを14枚、全景写真を4枚展示し、いらっしゃった方にパンフレットを配ったり活動内容の説明をしたりしました。
さらに、インターンシップに参加している東北の大学生たちで海洋資源を使った小物作り&販売を自主的に行なっているので、そちらの方も同じ教室内で行いました。
こちらは手作りの小物やアクセサリーを販売したりワークショップを開いたりしました。
26日は教室準備をしていました。
机を並べてパネルを並べて……。説明の紙を書いて下に並べて……。
1人で準備していたので予想していたよりも時間がかかってしまいました。
特に時間がかかったのはホワイトボードの絵と文字でした。
かわいい絵が思いつかなかったので、長谷川等伯の『松林図屏風』の模写です(笑)
自主企画の方はワークショップで使うパーツなどの買い出しに行っていました。
アクセサリー作りに必要なビーズやラメなどを少しずつ買っていったところ、40点になってしまったので、レジの方に申し訳なかったです……。
当日の様子は次のブログで…。
2019年植栽地の「地拵え」 ~参考:11月17日作業予告④~
仙台空港東の「残存林」と呼んでいる約2haが2019年植栽地です。
9月から10月にかけて、植栽前の準備「地拵え」(じごしらえ)を行いました。
自然砂丘とも、100年以上昔の北釜集落の人達が村を守るために人力で作ったとも思える、
最高6mにもなる砂丘上に、樹齢約120年と思われる津波に耐えたクロマツが、
南北を分ける市道を挟んで約200本残っています。
2011年5月、林野庁「東日本大震災に係る海岸防災林の再生に関する検討会」で
委員も視察した、人工盛土造成による復旧のモデルとなった場所です。
将来、5,000本/ha植えたものを、最終成立本数800~1,000本/haまで
数十年かけてコツコツ本数調整伐を繰り返します。指針次第ではもっと減らすかもしれません。
ここの残存クロマツは100本/ha。全く本数が足りません。
つまり、植えねばなりませんが、残存があるので3,000本/ha、
来年は2haに6,000本の植付。一日か二日で終わります。
ここの問題は、震災後に高密度に生えた「篠竹・矢竹」。
その根を植える前に出来るだけ断ち切るために、1シーズン前に手を打ちます。
今回は爪の付いた重機で引きちぎり、処理した竹をきれいに「筋置き地拵え」しました。
地拵えは等高線状に横に筋置きかと予想していましたが、重機の作業のしやすさから縦に。
植えた後は、竹との闘い。
たった2haですが、きっとまたビッシリ出てくるでしょう。
プロの2回刈り×最低3年は確実。加えてボランティアで執拗に刈り込む必要があります。
ちなみにここは「海砂」。滞水・過湿の心配はナシ。
クロマツの根は刺さりやすく、きっと生長は早いでしょう。
私はすぐ植栽地や外回りに行ってしまうので、再生の会と日中行動を共にすることは稀。
お互い忙しいですが、朝一緒にお茶を飲んだり、昼を一緒に食べたり、道端で会ったりと、
大体の様子は把握しています。
9月下旬から10月上旬の再生の会は、連日10人弱出勤。
いつもの除草・散水・消毒のほか、2年生コンテナ苗の「根降ろし」(空中断根終了)、
台風で破れた防風ネット修繕、岩沼市内公共工事への苗出荷10,000本の準備、
そして、来月の県の苗木生産量調査の準備など。
これに加え、名取市60周年特別褒賞「つながりナトリ市民賞」の受賞もありました。
また、来週は名取市から復興に関する感謝の盾をいただくことになりました。
いま育苗場には、2019年出荷用苗は38,000本弱、2020年用苗は約45,000本あります。
あと、名取市海岸林で使うのは来年6,000本、再来年30,000本。
北釜地区、2019年は残存林約2ha、2020年は旧宅地・乗馬場など追加造成地約6haの植付です。
残りは、公共工事や各方面で使います。
12月~2月は、我々も再生の会もゆっくりできるのではないかと。
現場の動きは、例年通り少ないと思います。