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水に弱いマツが根腐れしないよう、スコップで穴を掘り水はけをよくする側溝作りはハード
でしたが、初顔合わせの他社の皆さんと声を掛け合い協力の結果、何とか3本の側溝基礎
が完成。今後もまだまだ必要な作業ですのでリピート参加していきたいです。


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ボランティアの日だといろいろな年代、職種の方と作業ができるので
今まで全く知らなかった話も聞けるので海岸林以外の勉強にもなります。
皆さんもぜひ、ご参加ください!(特に8月!!)
こんにちは、浅野です。
ボランティアの日の翌日に久しぶりに東松島に行ってきました。
東松島市は東日本大震災での死者が1,000人を超え、いまだ行方不明者が24人もいます。
その中でも特に被害の大きかった野蒜(のびる)地区。
野蒜駅はその隣の東名駅とともに津波に飲み込まれました。
上り電車も脱線し、電車に乗っていた人たちが逃げた指定避難所も津波に飲まれたそうです。
下り電車は止まったところが小高い丘だったため、全員が無事だったそう。
野蒜地区のほとんどは津波防災区域(災害危険区域)に指定され、野蒜ヶ丘と名称を新たに高台へと移転されました。野蒜駅と東名駅も一緒に元の駅から内陸に500m、海抜22mの高台へ。2015年5月にJR仙石線は全線開通しました。
現在、旧野蒜駅は震災復興伝承館になっていて、旧野蒜駅のプラットホームだけ、震災当時のまま残っています。
ここには「3.11」と当たり前のように使われているこの言葉を、過去のものにしない為に…と
・震災の記憶
・復興への希望
・感謝の心
・ふるさとへの思い
・東松島の未来
という5つのメッセージが込められているそうです。
新野蒜駅はちょうど旧野蒜駅の真上に当たるそうです。
たまには名取だけじゃなくほかの地域にも行かなくちゃいけないなぁと思いました。
ぜひ、皆さんも復興の軌跡を見に行ってみてください。
100%活着!
4月5日、ブログカテゴリーの「観察日記」の通り、東京本部の
鈴木和代さんが本部の庭で2年間育てた宮城県産マツノザイセンチュウ
抵抗性クロマツ19本を、広葉樹生育の見込みがない場所に補植しました。
国有林の砂地です。
2週間経ったら、活着の成否が分かります。
4月19日に確認したところ、100%活着。
たった19本と言っても、本人も私も「すごく」気になっていました。
秋から春の西風、寒風と乾風、蔵王おろし最前列の位置です。
19本中2本、変色していましたが、頂芽はしっかり立っていて、
まず無事でしょう。
あとは草刈りで「誤伐」されないことを祈るのみ。
目印の支柱をちゃんと立てました。
cf.ちなみに、広葉樹の開葉確認は連休明けに行います。
まだ早い感じでした。ちかいうちに広葉樹に「施肥」もします。
がんばれ「The 犠牲木」
4月19日、現場を一巡しようと、仙台空港真東、北釜地区防潮堤の裾まで来て、
まず目に留まったのは、2018年5月に植えた海側最前列のクロマツ群。
これぞ「犠牲木」の立ち位置。しかも、ここに来るすべての人の目に留まる場所。
去年の秋の台風24号(10月1日)で、南東からの強い潮風と
飛砂に晒されたのでしょう。葉が変色し、葉の一部も落ちている。
でも、頂芽は曲がっておらず、一冬を耐え抜いた証。
この台風は「風台風」でした。
雨が少なく、海水を巻き上げる。
塩は雨で流されず、塩害を起こす。
この木々が一番前でみんなを庇うから、後ろが育つのが犠牲木。
この厳しい生きざま、わかってくれる人は少ないかもしれないけど、
僕がここに来たら、つい一声かける、気になる木になりそうです。
広報室の林です。
20日のボランティアの日は午前も午後も作業はただただ溝切り。
ひたすら溝を掘る作業なのですが、その中にちょっとした特殊任務があります。
それは苗木のお引越し。
向こうから柵の下を通り、まっすぐ溝を手前に伸ばします。
その延長線上には苗木があるので(スコップが目印)
この苗木を別の場所に移植しなければなりません。
移植先はこちら。
同じエリア内に枯れてしまった苗木があったので
これを引き抜き、ここを引っ越し先に決定!
ここに穴を掘ります。
根を傷つけることのないよう注意しながら
根にたっぷり土をつけた状態で掘りだし、ここに運びます。
隙間をつくらぬよう気をつけて穴に入れ、
しっかり根付くよう足で踏みつけます。
これで苗の引っ越し完了!
しっかりここに根を張ってくれますように!
広報室の林です。
先日散歩中に(日頃の運動不足を解消しようと、休日は2万歩歩くことが目標)
ふと街路樹の緑が気になってしまいました。
そこの割れ目からこんなふうに青々とした葉が出ていました。
くるくる巻いたように出てきている葉がかわいい!
何の木か、わかりますか??
見上げるほどの大きなイチョウの木。
高いところに伸びている枝にも少しずつ葉が開いてきていますが、
私の目の高さのところにもこんなふうに葉が出てくることに少しびっくり。
あの枝のところはどんなふうに葉が出てるのかなぁ??
プロジェクトがスタートしてからというもの
マツのことばかり見ていたなぁ。
マツはどんなふうに葉が出てくるのか、いくらでも
観察のチャンスがあるし、分からないことは清藤先生に聞こう!と
思うけど、マツ以外の樹木にちっとも目を向けてこなかったなぁとふと思いました。
マツのことだってまだまだ知らないことばかりなのですが、
そのマツだけでも本当に奥が深くておもしろいのだから
いろいろな樹木のことを知り出したら、おもしろくてたまらなくなってしまうのだろうなぁ。
そんなことを思いながら歩いたのは2万3,730歩。
おいしそうなものや楽しそうなものに向けてきた目を
これからはもう少し樹木に向ける散歩にしてみようかな。
4月20日 ボランティアの日
4月20日はボランティアの日でした!
参加者は63名、そのうち3分の2は初めて現場に来る方でした。
中には名取北高校の生徒さんやお父さんと一緒に参加してくれた中学生もいました。
若い世代が自主的に参加してくれるのはうれしいですね!
作業は3月同様、溝切りでしたが、今回は午前、午後と2回見学の時間を入れて植栽地を隅々まで見てもらいました。
成長のいい場所と悪い場所を見てもらい、溝切りの必要性をよく理解してもらえたと思います。
14℃と少し肌寒いくらいでしたが、作業にはちょうどいい気温。
前回に引き続き、作業場所は2018年の植栽地。
最初は慣れないスコップでの作業に苦戦していましたが、
徐々に慣れてすごく立派な溝が3本できました。
ツルマメ草などの雑草が出てくるまでは終日溝切りになりそうです。
暖かくなってきたので5月の中旬には出てきそうな気はしますが…。
来月からのボランティアの皆さんもよろしくお願いします!
吉田です ~久々のブログ~
年度末、年度初め、いまもとても多くの方からご寄付が続いています。
イラストレーターicoさんと、本部の鈴木和代さんの力作の新パンフレットと、
小林省太さんの「よみがえれ!海岸林」効果だと思います。
本当にありがたく思っております。
ボランティア申し込みも絶好調。
県立名取北高校の生徒さん??と思われる方たちからこの数日で10名以上。
今朝は、名取市区長会連合会さんからも6月に60名というお申し出。
今年は県民率が5割を超えるのは確実。
半年前、海外業務との二刀流が始まりました。
「(森林など)生態系を活用した防災・減災」
*ECO-DRR(Eco-system based Disaster Risk Reduction)というテーマ。
名取発、世界へという感じです。
昨日は世界のこと、今日(18日)からは名取と頭を切り替えながら、
新幹線で宮城に向かっています。
先日宮城は4月の大雪がありました。この時期の雪は湿っぽい。
雪折れしてないかな?溶けた雪で、現場の滞水はどうかな?
昨日は夜桜をゆっくり見れたけど、宮城の花はどうかな?
広葉樹の開葉調査も、補植結果も確認しなきゃ。
今年は暖冬。ツルマメは5月には出てくるかな?
一日早く現場入りした浅野さんは、今ごろホームセンターでお買い物。
スコップ30本、番線100m、スズメバチの女王バチを捕獲する誘引液づくりの素材。
今回の出張もやることたくさん。隅々まで巡視もしたい。
ウミガメの骨も見たいなあ。
広報室の林です。
先日、事務所にひょっこりやってきたのは見覚えのある男性。
よく知っている人なのに「森さん!」と頭が認識するまでに一瞬の間がある。

森さんは、「KAIGANRIN REPORT」として定期的に発行している
支援者さん向けのおたより「海岸林を巡る四方山話」の第一話の主人公。浅野から事務所スタッフに「マンガの人です!」と紹介がありました。
こちら↓マンガの一部。イラストの森さんとご本人、そっくりです!

暑い時間帯、歩いてきた森さんはお茶もコーヒーも固辞して
いつものにこやかな顔で持参したお茶で喉を潤していました。
吉田がいないタイミングだったのですが、
そういえばこれまで突然の来訪者はだいたい吉田がいない時だった……と。
「もしかして、みんなわざと避けて来てるのかなぁ?」と大笑い。帰られる前に吉田に証拠写真を残そうと、吉田の席で撮影。

机上がきれいなことに驚いた森さんに、「吉田は案外几帳面なんですよ。ほら」と
整理された引き出しまで開けて見せる女子たち。

森さんも「ちょっと見直した」と。
今回はご自宅がある栃木から出張でこちらに来ていたため
足を延ばして事務所にお立ち寄りくださったのだそう。
ありがとうございました!3時のおやつに、とお持ちくださったかわいいお菓子は、
3時を待たずに女子たちのお腹に!

森さん楽しいひとときをありがとうございました❗