海岸林からみた夕焼け
7月31日(土)臨時ボランティアの日の葛刈り取りは「完璧」でした!
この日は東北在住のリピーター10人だけで臨時開催。つい先日、10月2日と同じように。
しかし、丸2ヵ月後の10月3日に結果を見に行きましたが、その成果たるや、さすがの出来。
残党ナシ!!
で、10月3日の巡視にて
精一杯やったんだから、十分です!
吉田です。今日の創立60周年シンポジウムで登壇する、地元のオイスカ会員の大槻さんが、いつものように巡視に付き合ってくれました。まずは、真っ先に見に行きたかった、名取岩沼の市境へ。
何もかもが、久しぶりでした
日本海岸林学会の視察
吉田です。台風が過ぎ去り、好天に恵まれた10月2日、東北在住ボランティアリピーター19名の臨時ボランティア作業と並行して、東日本大震災で被災した海岸防災林復旧現場を検証している日本海岸林学会(会長:岡田穣専修大学教授、事務局:森林総研)林野庁本庁、東北森林管理局計20名が、名取の現場も視察、第一線の専門家の皆様と意見交換する機会をいただきました。ツルマメ抜き取りチームから離脱してもらった大学生ボランティア2名と名取市役所にお勤めのボランティア1名(2011年当時のクロマツ担当の例のSさん)が、私のサポートしてくれたので、本当に助かりました。(きっと本人たちは「何もしていない」って思ってるでしょうけど、全部ひとりで対応するのと、ちょっとした事の数々をサポートしてもらうのは全く違うのです。)
視察の焦点は、再生の先陣を切って2014年に植えられたクロマツの、成長の良い場所と良くない場所の比較や、4種類の本数調整伐試験地、排水対策の視察でした。これまで森林総合研究所とともに調査した「人工盛土の土壌特性に基づくクロマツの成長と根系発達」調査地の土壌断面データや、オイスカ独自の調査地29ヵ所のモニタリング報告書も活用し、2時間あまりで6ヵ所を歩いていただき、ツルマメの抜き取り中の現場ボランティア19名を紹介する場面も設けました。
視察団からは、名取市海岸林再生の会や林業事業体などプロ集団及び、市民参画の併用スタイルや、幹の太さ、枝ぶりの豊富さに感嘆する声や、ボランティアによる排水溝修復の効果、林内作業道を巨大遊水地化するなどの排水対策の難しさへの驚きの声などがあがりました。一行メンバーで、震災直後の大混乱期に人工盛土造成などの復旧全体を設計した林野庁職員の方からは、「数年ぶりに現場に来ることができました。ここまでご尽力いただいたことに本当に感謝します」と感慨深そうにお話しくださりました。7年ぶり?にお目にかかり、とても嬉しかったです。
なお、今年の森林総研との調査からは名古屋大学大学院、東京都立大学が加わり、衛星画像(100ha全体の生長状況把握)や林業業界で活用が始まった地上レーザ(胸高直径計測や材積調査)、地中レーダ(根系発達状況調査)など、最新鋭の機材を使用した多角的分析が長期間行われ、将来に向けた知見を残すための巨大調査地化が進みます。CO2の固定量も調べてくださることになっています。来月第2週がそれらの調査。我々も11月上旬はそれと並行して毎年の生長モニタリング調査です。
2ヵ月ぶりのボランティア作業
皆さま、お久しぶりです!
今年春よりインターン生として活動させて頂いている東北大学4年の畑です。
先日、7月ぶりの名取での現場活動を行う事が出来ました。今回はその2ヶ月ぶりの現場の様子、活動内容をお話ししようと思います。
10月2日の活動日、この日は地元リピーターの方16名、そして私の大学の友人3人が集まりました。前日に台風が過ぎ去ったことにより、空には雲がほとんどない気持ちの良い天気の中、ツルマメ刈りを行いました。
ツルマメ伐採を行ったのは、オイスカが管理する海岸林の北部である閖上地区、サイクルセンターの正面付近でありました。
ボランティアが入る事の出来なかった8,9月にはプロの方々によるツル刈りが行われていたのですが、ツルマメの成長が早いせいなのか、1m強もある松の木1本丸々覆い尽くす程のツルマメや、絨毯の様に地面に広がるツルマメが各所に存在していました。
松に絡みついたツルマメを放置してしまうと、松の成長に欠かせない日光が遮られてしまったり、松が大きくなる過程での腕を広げる事も妨害してしまい、海岸林を形成できる松が育たなくなってしまうのです。
今回の活動では、19人で実質約4時間、ツルマメ繁茂地帯400m×40m、すなわち1.6ha(クロマツ8,000本)の手入れが出来ました。海岸林を再生させるためには、苗木を植えて終わりなのではなく、その後の松の世話や手助け、人の手が重要である事を再認識することが出来ました。
7月のボランティアで排水口を整備した箇所を見たところ、前日の台風による大量の排水が湖かのように溢れていました。吉田さんは「排水口がよく機能した。いままでの解体前の排水口では、遊水地まで水が流れることがなかった。この遊水地はすぐ下に海砂の旧砂丘があるので、明日には浸透してしまうだろう。この排水口を見ると、ボランティアが頑張ってくれた日のことを思い出す」と言っていました。整備せずにいたらその排水が松の根を腐らせてしまっていたかもと考えると恐ろしいですね。
サイクルセンター付近の多湿地3.81haの19,050本のクロマツを育てるために、同じタイプの頑丈な排水口をあと3つ、小型の排水口をあと数ヵ所、大型の排水溝を道路沿いにあと200m、それより少し小さい排水溝や、中型・小型の排水溝をまだまだたくさん作るそうです。
10月以降、参加者上限を先着30名前後とし、ボランティア全国公募を再開します。
吉田です。これから2ヵ月ぶりに名取に向かいますが、東京本部では、10月6日の60周年記念シンポジウム準備のギリギリの努力が続いています。皆を置いて責任者が行ってしまうのは申し訳ないけど、大丈夫でしょう。お互い今週末も頑張ろうということで。
コロナ禍はまだ続くのだと思いますが、ボランティア全国公募を再開します。今年残りの3回、すでに多数申し込みをいただいており、空席は残りほんのわずかですが、希望の方はお早めにお申し込みください。
10月2日(土)の東北在住ボランティアリピーターは、おかげさまで15.5人申し出いただきました。台風が過ぎ去るだろう週末、一緒に頑張ろうと思います。この日は昼過ぎから、日本海岸林学会と林野庁の皆さんが視察されます。並行して対応します。
今日は、写真なしで。明日以降、写真報告たくさんします。
こんにちは、浅野です。
9月18日(土)に大阪でオイスカ関西支部主催の「オイスカ関西のつどい2021」にて海岸林の報告を行いました!
コロナ禍、また緊急事態宣言の延長により参加者が集まらないかもしれないと心配しましたが、
関西支部会長や事務局の頑張りで、98名の方にご参加いただきました。
天気予報では台風直撃という予報でしたが、当日は全く影響もなく…むしろ晴天で暑いくらいでした。
講演者は小林省太さん。小林さんと対面での報告会を行うのは約2年ぶりでした。
久しぶりの報告会に気合十分の小林さん。「海岸林再生 今日までそして明日から」と題し、
第三者的立場から見た「海岸林再生プロジェクト」の現状と課題についてお話しいただきました。
海岸林に来たこともない方も多く参加してくださっていて、皆さん熱心に耳を傾けてくれました。
小林さんのリクエストで1時間半の持ち時間のうち、30分は質疑応答となりました。
「どうせ切るなら、元々少なく植えてはいけないのか?」
「しっかりとした海岸林になるには、まだまだ年月がかかるがこの先オイスカはどのように関わっていくのか?」
「地域の学校と連携した取り組みはしないのか?」
「ボランティアの受入れはこれからも続いていくのか?」
など、多くの質問をいただきました。
コロナ感染防止対策として、当初の予定よりも1時間短縮して行った報告会ですが、
終了後も個別で質問に来てくださる方やメールで質問をくださった方もいて、とても有意義な会となりました。
まだ全国からの受入れは難しいですが、落ち着いたら行きたいと言ってくださる方もいたので、楽しみにしています!
10月2日(土)東北在住者限定で臨時ボランティア10名程度募集します!
吉田です。
2ヵ月完全停止したボランティアを、少しづつ再開したいと思っています。まず、10月2日(土)臨時開催、広く公募せず、東北在住ボランティアリピーターの方たちを対象に、来れる人だけで。じつは、この日、日本海岸林学会の方たちが、午後2時間程度視察することが最終的に決まり、また、プロの下刈完了も見届けたい。こちらの都合ばかりで、大変急で申し訳ないのですが決めました。その途端、偶然、宮城県支部副会長のYさんと電話でお話しする機会があり、一番乗りで即申込いただきました。ありがたい・・・
10月2日(土)9時名取事務所集合で、~16時過ぎまで、10名程度募集!
我こそはという方は、ぜひkaiganrin@oisca.org宛にメールか、私の携帯070-5550-7394にお電話ください。
10月16日(土)を含む公募日の全国公募再開の是非は、遅くとも9月28日までに決定しますが、東北在住者の受け入れは、年内を通したいと考えています。その後も開催日ごとに随時3週間前までに。
ボランティアが来れなくて、今年は葛の勢いに負けたと思います。ですが、閖上サイクルセンター前の500m×10mのツルマメ集中地帯もなんとかしたい。先端に絡みついている葛のツルを切断して、葉が開くように解放してあげたい。広葉樹の生長調査(2ヵ所)はまさに今やっておきたい。私、9月30日夜に名取入りして、どこの何が最優先か見極めます。
10月以降は、クロマツ生長モニタリング調査(27ヵ所)の時期です。去年から本数調整伐調査(4ヵ所)も加わりました。プロの作業が始まる前に計測しなければならない箇所もありますし、まず、調査のための進入路づくり(枝払い)をしたい場所もあります。本数調整伐の後片付けなども加わる可能性も出てくるかもしれない。マツが大きくなって見えなくなった寄付者銘板の引っ越し作業もできればやりたい。
東京本部では目下、ほぼオイスカの次期10っヵ年計画を発表する10月6日のオイスカ創立60周年シンポジウムに専念する毎日です。責任者やってます。本部海岸林チームはこの中核です。すでに300名以上からお申し込みいただきました。緊急事態宣言のため、7月末以来行っていない名取は気になります。ですが、遠くで気にしても葛の勢いが止まるわけではないので、プロを信じて託してきました。こういう時の名取事務所の佐々木統括の林業マンとしてジタバタしない姿勢を、見習ってきたつもりです。いま出来ることを一つ一つ丁寧に進めながら、「葛はまた来年頑張ろう!」と思う次第です。
大阪マラソン チャリティランナーエントリー開始!
お久しぶりです。浅野です。
今日から大阪マラソンのチャリティランナーエントリーが開始します!
昨年の大阪マラソンは残念ながらコロナの影響で中止となりましたが、今年は歴史あるびわ湖毎日マラソンと統合され、【第10回大阪マラソン・第77回びわ湖毎日マラソン統合大会】として2月27日開催となりました!(なので、正確には来年)
寄附先団体は昨年から引き続きという形になるので、オイスカは今年も海岸林再生プロジェクトの支援として
テーマカラー紫でのエントリーです。
今大会のオイスカのチャリティランナー枠は60枠。
一昨年の第9回大会では期限より2週間ほど早く定員に達してしまい、
ギリギリでエントリーしようとした方が、走れなかったということがありました。
今年のチャリティランナーのエントリー期間は9/3(金)~ 11月17日(水)17時です。
すでに走ることを決めてくださっている方、どうしようか迷っている方も!
10月中を目途にエントリーを終えてください!!
ファンドレイジング期間(募金を集める期間)はエントリー後から2022年1月25日(火)までなので
エントリーしてしまえば、ゆっくり募金活動をすることができます。
エントリーはhttps://www.osaka-marathon.com/2022/runner/entry/apply_c/より
チャリティランナー申込のページに入り、<チャリティランナーにエントリーする>をクリック。
その後はページに書かれている指示に従って、登録を完了してください!
今大会はコロナの影響で例年と異なる部分やまだ不確定な部分も多々ありますが、
マラソン好きな方やチャリティに関心がある方など、エントリーお待ちしてます!!