「御礼」 ~プロジェクト担当者より~
海岸林再生プロジェクト担当の吉田です。
クロマツの発芽、続報です。

かわいいですね。
ほとんど見かけない写真だと思います。
担当者として、応援いただいている多くの皆さまに
順調な発芽をご報告するとともに、心から御礼を申し上げます。
たくさんの協力をいただいたからこそ、
我々チーム海岸林一同、思いっきり働く事ができました。
私自身も震災後、24回現地入りしました。
3月30日に初めての播種(16万粒)をして、
4月26日に151人ものご参加を得て、育苗場お披露目式を行いました。
通常は発芽まで20日。式には発芽が見れると算段しました。
式の前日には最後の可能性を期して、
現場事務所に寝袋持参で泊まりました。
しかし、寒い日が続いたせいか、一つも芽は出ず。
4月28日ようやく発芽しました。
本当に嬉しかったです。
プロジェクト1年目、平成23年度がやっと終わったと実感しました。
工事が伸びて、3月60日までずれ込んだような毎日でした。
プロジェクトは緒に就いたばかり。
先は遥かに長いです。
今年は「森づくりの将来像」を、地元や行政当局とともに、
より一層具体的に落とし込むのが大きなテーマになります。
昔、宮崎のある林業家が話してくれました。
「森づくりとは、スケールの大きな子育て」と。
この醍醐味や、先々の姿を
多くの人と共有することが重要な仕事と思っています。
また、「なぜ海岸林が必要なのか」を、多くの人に知っていただくことには
特にこだわり抜きたいと、起案した頃から心に決めております。
これから担当者として、ブログにも参入し、レポートをするとともに、
業務としてHPに公表すべきことも準備してゆこうと思います。
これからも健康第一で頑張ります。
ありがとうございます。
新しいスーパーハウスが届きました!
アジア開発銀行の年次総会会場では、本会議とは別にいろいろなセミナーやワークショップが行われています。


その中のひとつ、CSOセミナーにオイスカの渡辺副理事長がパネリストとして参加!
「海岸林再生プロジェクト」についてプレゼンテーションを行いました。
多くの国の人たちが集まる場ですから、まずは昨年世界中から日本に寄せられた支援金やメッセージへのお礼を伝えました。
参加者は日本がどのように復興に向けて動いているのかに関心があるようで、プレゼンテーション後はフロアから多くの質問が寄せられ、またセミナー終了後も渡辺副理事長やオイスカマニラ事務所から参加したスタッフの周りにはもっと話を聞きたいという人たちが集まりました。
ADB年次総会での発信、大成功でした!
「海岸林再生プロジェクト」で育苗に取り組んでいる方たちは長く農業に携わってきた人たちです。
皆さんが播種から芽が出るまでの20日ほど、どんな気もちだったかなどお話してくれました。
「俺たちがやってきた野菜はまいたらすぐに芽が出るわけよ。でもクロマツは待っても待っても芽がちっとも出てこなくて、もう俺たち心配で、心配で。何が間違ってたんだろうかな、何が行けなかったんだろうかなって。せっかく苦労して手に入れた種を無駄にしたらこんな申し訳ないことはないし、俺たちはプロだから『芽が出ませんでした。申し訳ありません』なんて絶対に言えないの。だから、あんまり芽が出てこないから本当に心配で、ちょっとほじくってみたりしてよ。清藤先生(オイスカ参事・緑化技術担当)に電話してわざわざ見に来てもらったんだ。ネズミにいたずらもされてよぉ。今日もまだ出ねぇ、また今日も出ねぇって毎日毎日心配してたから、芽が出た時はホントうれしかったなぁ」
「ずっと農家でやってきたからさ、クロマツは始めてだけど、何に似てるか言ってもらったらどんな土使ったらいいか全部わかるのよ。俺らプロだからさ、野菜の」
「教えてもらったやり方では、苗を間引きした後、植えかえねぇんだけど、俺たちは種の一粒でも無駄にはしたくないからさ、かわいい芽さ出てきた苗を引っこ抜いて捨てるなんてできねぇ。若いうちは野菜でも何でも強いから、間引きした苗もちゃんと植えて育ててやりたいんだ」
土と野菜にいっぱい愛情を注いできた農家の皆さんが、本当に心配そうな顔をしながら「毎日心配だった」、本当にうれしそうな顔をしながら「芽が出た時はうれしかった」、誇らしそうな顔をしながら「俺らはプロだから」と語る姿から、今はその愛情をクロマツの苗木にめいっぱい注いでくれている様子がうかがえ、うれしく思いました。
オイスカ本部・啓発普及部の野木です。
海岸林再生プロジェクトお披露目式も無事終了いたしました。
ご参加いただいた皆様一人一人にいろいろな思いを知っていただけたと思います。
その中で、私が印象に残った一場面をご紹介します。
空港での報告会が終わって、育苗場に移動している時のこと。
先に到着されていた支援者の方と、地元の女性が話をされていました。
女性は遠くに見える松を指して、あれは自分のばあちゃんが子どもの時に植えたものだと参加者の方に語っていました。
支援者の方:「これから木を植えても育つのは孫の代だそうですね。長いですね」
地元の女性:「長くても、今植えなかったら(孫の時に)木はできないからね。うちらがやらなくちゃ」
孫の代のために、木を植えて育てる。海岸林に限らず、日本の人工林でも、海外の森でも、植えた木が育ち、その恩恵を受ける時まで長い時がかかります。それでも後世につなげるために今できることをしなければいけない。
私も、そのお手伝いができるよう自分ができることを精一杯しようと思った瞬間でした。
お披露目式を開催しました
昨日、育苗場のお披露目式が開催され、地元宮城県以外からも大勢が参加され、総勢150名を超える盛大なものとなりました。
仙台空港の会議室でプロジェクトについて説明をしたのち、小雨のぱらつく中、育苗場に向かいました。
3月30日に播いた種子は発芽していなかったため、試験的に3月14日に播き、ハウスで育ててきたものを皆さんに見ていただきました。現場担当者は皆さんに青々とした育苗場をお見せできなくて残念だと言っていましたが、この日の冷たい強風とあわせ、厳しい環境の中難しいことに取り組んでいることを理解してもらういい機会になったのではないかと思います。
防風ネットの外周に1人1本の記念植樹を行いました。この日植えた「ネズミモチ」は防砂の役割を果たすものです。
育苗場からはまたバスに乗り、被災した海岸林を視察。盛土がある所とない所では被害にどのような違いがあるのかなど実際に見ていただきました。
参加された方からは「このプロジェクトが目指していることがいかに大変なことかよくわかった。これからも支援したい」といった感想が寄せられました。
強風と小雨でとても寒い一日でしたが、ご参加いただきました皆さま、どうもありがとうございました。
被災マツのストラップできました!
宮城中央森林組合が「海岸林再生プロジェクト」への寄附金つきストラップを製作しました!
プロジェクトのイメージキャラクター「クロマツの親分」と「クロマツタロウ」の焼印が押してある木のストラップです。
収益の一部が「海岸林再生プロジェクト」に寄附されるというだけではなく、津波でなぎ倒されてしまった被災マツが材料になっているという点でも復興支援につながっています。
裏面には「オラだづの『海岸林』ば、取り戻すっちゃ!」とクロマツお助け隊員たちの思いが・・・。
同組合が販売を行います。
http://www.mcfa-web.com/








