今年10月26日(日)に開催される第4回大阪マラソン組織委員会より、海岸林再生プロジェクト10ヵ年計画」が、寄付先に「採択」されました。プロジェクトの趣旨に賛同する20名のチャリティーランナーを7月末まで募集しています。すでに6名の応募がありました。ありがたいことです。
募集の方針としては、「1名につき7万円以上の寄付金を集め、大阪マラソン42.195kmを完走を目指すチャリティーランナーを決め、9月末まで寄付金募集にご協力いただける組織」を、20団体程度募集します。第1号として住友化学労働組合様から5名が、続いてJR連合様から1名が名乗り出てくださいました。それら組織を中心に、当プロジェクトの寄付金募集、広報普及活動を行いたいと思います。独自の活動として、被災海岸林再生活動(8月30日)、合同トレーニング(8月31日)も行います。
公式募集サイト http://osaka-m2014.justgiving.jp/
オイスカ 募集チラシ 140331【海岸林】チャリティーランナー募集要項(大阪マラソン)
【今後の日程】
5月20日(火)15:00~17:00 募集説明会in大阪(【変更】場所:住友ビル5階(住友化学フロア)大会議室
住所:大阪市中央区北浜4-5-33
(住友化学の大阪本社 地図
6月16日(月)15:00~17:00 募集説明会in東京(オイスカ本部会議室 杉並区和泉2-17-5 tel:03-3322-5161 地図
6月17日(火) 17:00~18:00 募集説明会in宮城(ホテルグランテラス仙台国分町10階 仙台市青葉区国分町2-2-2 地図)*支部幹事会・会員懇親会と同日
●7月末 海岸林再生プロジェクトのランナー締切
チャリティ―ランナーは、Justgiving Japan(世界最大の募金サイトの日本版)のサイトhttp://osaka-m2014.justgiving.jp/ に自ら登録して、チャレンジ宣言を行います。寄付先団体の応援もいただきながら、期間内の目標金額達成に向けて、SNSなどのツールも大いに活用しながら寄付活動を行います。
●8月30日(土)終日・31日(日)AM 被災海岸林再生活動と合同トレーニングin名取
「ボランティアの日」の作業に加わっていただき、育苗場の除草、植栽現場の草刈り、被災海岸林などの視察を行います。30日は午後からの参加でも結構です。31日は名取市海岸林全体を把握していただく予定です。
●9月末 募金活動終了
●10月25・26日(金・土)大阪マラソンEXPO2014(インデックス大阪)にチャリティーブース出展。会場での広報・PR、募金活動を行います。
●10月26日(日)大阪マラソン当日。走り終えた後は交流会を行いたいと思います。
【お問い合わせ】                                                                  ご関心のある企業・団体・個人の皆さまは、オイスカ啓発普及部 中西・三谷・吉田 (TEL:03-3322-5161)まで。
● 採択通知 PDF
● YOMIURI ONLINE PDF
なお、Justgiving Japan(世界最大の募金サイトの日本版)のサイトには、ANAすか(全日本空輸グループ社員有志による海岸林再生プロジェクト支援チーム)の取り組み先例があります。http://justgiving.jp/c/7981

先週の名取滞在中のこと。
値下げが始まったころを見計らい、スーパーに3食分の弁当を買いに行くとき、
地元民放ラジオで、 「松島や ああ松島や 松島や」の「松島」を使わず、
『貴方の一句をご応募ください!』と流れていました。
ぜひ視聴者の一句を聞いてみたい。
小学校の時に俳句の授業で叱られたぐらいなので、自分の一句は思いつかなかった。
140409 DSC_0001 (1)ですが、ちょっと調べてみると、これは「芭蕉作ではない」そうですね。 まったく知りませんでした。 江戸時代後期に相模国の狂歌師が作ったもので、「松嶋や さてまつしまや 松嶋や」の「さて」が「ああ」に変化したとのこと。
その次の日、前後の都合で松島に宿泊しました。 今まで何度も松島に泊まっていますが、「絶景の館」の海側の部屋には初めて。 目の前というより、足元に松島。景色重視の人はぜひ。
 

 4月8日、岩手県産の種子で、育ちは宮城県の
マツノザイセンチュウ抵抗性アカマツの稚苗(1年生)5,750本が、
宮城県農林種苗農業協同組合を通じ、
宮城県北部、加美町在の「宍戸苗園」(種苗組合員)から届きました。

140408 DSC_0001 (4)配達前日になって、「5,000本追加購入を!明日配達」と組合から連絡が入りました。 750本が5,000本です! 突然系、この世界よくある話です。我々は困るわけでもないので即対応。
いつ来るかわからないから、と朝7時からトラクター耕運をして待機しようと決めました。 朝なら風も吹かないし。 感心してしまったのは、オール8の化成肥料を軽く撒いておくことを、佐々木統括はやはり忘れなかった。 こういうことを統括より「先に」気付けるようにならねば。
苗が届いたのは朝8時。私にもトラクターの乗り方を教えながら、耕運をしてくれた再生の会の森さんが朝飯に帰った直後。 まず、蒸れないように段ボールを開封し、乾かしてはいけないから日陰へ。事務所に泊まっていてよかった。 「何時に来るかわからないからスタンバイを」と予め予想していたので、森さんはすぐに来て、9時過ぎには、3人で仮植開始。
並行して、事務所2階では内装工事が続行。
私は森林組合と、①広葉樹の植栽と育苗、②育苗場横の20m以上の松の大木数本の伐倒と、
③道路をふさいでいる倒木の枯れ松2本処理の打ち合わせをし、
その後大急ぎで仮植に合流。12時前には完全に終了。
140408 DSC_0001 (1)べとべとになるぐらい苗にも土にも水掛けを。乾いた土を被せない。深植えは窒息死、浅植えは乾燥死。 一本づつ馬鹿丁寧でなく、手早く丁寧に。根の向きに注意。などの声を掛け合って賑やかに。
苗が紫色なのは、内部充実度が高く、良い苗の証拠。 それにしてもアカマツ苗はクロマツと比べて柔らかい。 皆さんもいつか触れて見て下さいね。
 

氷点下の朝

2014年4月16日( カテゴリー: 現場レポート )

140415 DSC_0001 (16)4月15日になるのに、天気予報通り昨夜は寒かった。日中は初夏の模様とラジオで聞きましたが、 早起きして温度を見てみると氷点下。水道の水が凍っていました。 去年は4月21日に雪が降りました。
震えながら苗木を観察に行くと、苗木も凍りついていました。しかし健気ですねー。
今年は蔵王おろしが少ないものの、4月に入って乾燥注意報が続いています。 湿度は50%を下回っています。
今日は第2育苗場で、コンテナ苗の土づめ作業。7時半には現場に大勢集結します。 1人80ケース/日ぐらいで飛ばすつもりでしょう。第1育苗場は事務所の電話設置工事です。 昨日、コピー機を無事2階に上げました。お客さんも多かったですね。
140415 DSC_0001 (27)さて、一日頑張ろう。

荒野にも春の彩りが

2014年4月15日( カテゴリー: 現場レポート )

先週の宮城滞在の間に、東京では桜が満開となり、
愛でる暇もなく散ってしまいました。
新幹線の車窓からは、宇都宮の桜が見え、
福島の梅を見て、仙台一高校庭の桜が開花寸前の様子が見えました。
思えば宮城には梅が少ない?
東京本部横の神田川沿いのお宅にも梅がたくさんあり、
散歩しながらいつも眺めています。
我が家が青梅の近く。
青梅の梅は病気にかかり、多くが伐採されるので残念です。
荒野にも春の彩りが。
私は私なりに、名取の春を楽しんでいます。
今年は今まで以上に、春を嬉しく思っています。
集落は移転しても、水仙は2011年の春も、ツツジとともに咲いてくれました。
写真はみんな植栽予定地付近です。
2階建てになった名取事務所付近は、つくしがいっぱい。
140409 DSC_0001 (118)140409 DSC_0001 (89)140409 DSC_0001 (85)

彼らはこれまでの大事な場面に、いつも大阪から駆け付けてくれている。
我々が見てほしいことを見ようとし、感じよう、知ろうという気持ちが極めてよく伝わってきます。

2013年4月19・20日 2日間とも終日参加。率先垂範のリーダーだと思います

2013年4月19・20日 2日間とも終日参加。率先垂範のリーダーだと思います


会社とともに法人会員として、海岸林と同様に「労使一体」で、タイのマングローブ植林プロジェクトを長い間支援いただいています。真っ先に踏み込んできてくださったのは組合。もう10年ぐらい前のご担当も、見事なフットワークの素晴らしい方でした。お互いを訪ね合って、幾度も面会を重ねました。
2月22日の名取での活動報告会。
早々に出席のお申し込みをいただいたのは本当に嬉しかった。
念願の協定が叶い、名取市民にやっと正式に発表できる僕らの晴れ舞台ですが、わざわざ大阪から。
大阪マラソンのチャリティ寄附先団体に選ばれて、協働パートナーを探すにあたり、真っ先に頭に浮かんだ組織でした。お願いをするとやはり即応のお返事。
「賛同する組織・人を増やすことにも協力したい」と。
私も、住友化学労働組合としての日常的に目指していることも、ごく一部ですが聞いています。普段取り組んでいることが、宮城でもにじみ出る。
先日、大阪マラソンに関する打ち合わせのため、執行部のお二人が、オイスカ本部事務所まで来てくださいました。私と同様、自宅に帰る暇がない。「ない、ない」と言いながら、以心伝心。夜までご一緒。ですが、お互い働き盛り。人生は一回。なので、また今日もトコトン。
こういう住友化学労働組合とともに、大阪マラソンでのチャリティーランナーを探してくださる組織を、まず募集開始しました。
詳しくはこちらを。
2012年11月16日 たまたま広葉樹種子を拾いたいときにタイミングが合って、手を借りることができた

2012年11月16日 たまたま広葉樹種子を拾いたいときにタイミングが合って、手を借りることができた


 

大雨や強風などによって災害が起こるおそれのあるときは「注意報」
重大な災害が起こるおそれのあるときは「警報」
重大な災害が起こるおそれが著しく大きいときは「特別警報」
(気象庁のHP)
4月2日(日本時間8時42分)チリ北部沖で発生した
M8.2の地震があったことはご承知のことと思います。
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私は宮城に向かう新幹線の中で、携帯電話のニュース見出しで知り、太平洋津波警戒センターからの情報も取れました。念のため、その場で宿泊を仙台市内に変更しました。注意報レベルでしたから、現場周辺も平穏。
 
3日の朝、起きてすぐTVニュースを見ると「久慈市に到達」と既に報じられていました。
以下、河北新報社の4日朝刊より抜粋。
3時00分  :津波注意報発令
6時52分 :約22時間後、岩手県久慈市に津波20cmが到達
7時06分 :宮城県気仙沼市本吉海岸の海底の砂が巻き上がり茶色く濁る
8時22分 :宮城県内でも地震。仙台市内震度2
       (車のラジオで「大きな揺れです」と放送。歩行者は揺れを感じている気配なし)
11時43分:チリではM7.6の余震
12時22分:久慈市最大値60cm
18時00分:津波注意報はすべて解除
その晩、清藤参事と私は仙台駅前の横丁の居酒屋。
誰一人話題にしていなかった。
でも、東京からは「一応」心配のメールがあり、少しうれしかった(笑)。
チリでは、2010年のチリ大地震の教訓を生かして避難訓練が繰り返され、
政府も適切な対応をし、住民は落ち着いて避難していたと同紙に報じられていました。

千代のまつ

2014年4月12日( カテゴリー: 本部発 )
入りそめて 国ゆたかなる みぎりとや
  千代とかぎらじ せんだいのまつ

伊達政宗公が詠んだ歌です。
目的と目標をもって松を植えたこと、1,000年以上先を見据える気持ちを持っていたことが、明確ですね。
こういう思想で仕事に取り組まねばならないと教えられました。
目下、私たちは脇目も振らず、植栽成功の一点に集中して毎日を過ごしていますが、
NHK Eテレ「知恵泉」~伊達政宗~前編・後編の両放映を通じて、当プロジェクトに関わる
多くの方々が心の中で思っていることを、よくぞここまで表現して下さったと思いました。
私もこの3年、治世家としての政宗公の話を、広報室長相手に何度もしてきました。
日本一の運河「貞山堀」をわたる度に、政宗公の背中を意識するぐらい、
想い続けた3年というのが事実です。
物事はさまざまな背景、一言では言えない長い経緯があって、今に至ります。
そもそも伊達政宗公が政策の一環として海岸林植栽を命じた理由を知ったのは、2011年の震災直後。
愛林組合をつくり、村人の手で植栽し、愛林碑を建てたことを初めて知ったのは5月。
宮城の海岸林を調べれば調べるほど、その記述がありました。その頃の人も政宗公の思想を意識したことでしょう。
前編後編を通して今回の番組で紹介されたように、彼のもっていた理念、政策や施策は、
私たちの今にも将来にも、必ずつながると思ってきました。
着眼大局、着手小局。
皆さまとともに被災地全体の復興・発展への道のりの一端を担いたいと考えています。
また、ここに海岸林があった背景や、再生の目的を理解する市民を増やしたうえで海岸林を再生させたいと考えています。
この仕事を通じて、国づくり、ふるさとづくり、そしてそのための人づくりを志しています。
私は「それを実践する組織が世の中に必要」と思って、オイスカで働いています。
最後に「愛林碑」が紹介されたときは、思わず涙が出そうになりました。
「全てが流されても、流されなかった」あの石碑は、僕らのバイブルのようなものです。
放送を見て、想いを共有してくれる人がまた増えるだろうと思いました。
取材のお話は、治山技術者が我々を紹介して下さったと聞いています。
光栄に思うとともに、これからしっかりやらねば。
15日(火)朝5:30~6:12に、NHK Eテレ「知恵泉」~伊達政宗~後編再放送があります。
1人でも多くの方にご覧いただきたいです。
ディレクターの酒井さんを愛林碑にご案内

ディレクターの酒井さんを愛林碑にご案内

4月23日(水)17時ごろ ラジオ関西(558khz)の
ニュース番組 「時間です!林編集長」(16:30~19:00)の
「つながる東日本」のコーナーに、2012年5月16日に続き、2回目の電話生出演をします。
新たに2階増設と電気配線、電話などの工事、机などの引っ越しを終え、
広くなった事務所の2階から、兵庫をはじめとする関西地域の皆さまに、
海岸林再生や復興の様子をお伝えしようと思います。
再生の会、森林組合、オイスカの合同事務所ですから、
電話をオンフックにして、みんなでやっちゃうかもしれません。
「5時だっちゃ! おばんでがす!」
兵庫全域と周辺地域、558khzです。
この地域は支援者が極めて少ない地域ですが、
震災から4年目となって、なぜか関西にご縁が多くなってきました。
住友化学と労組さん、JR連合さん、産経新聞労働組合さん、ネクスタさん、
そして、寄付先に選ばれた大阪マラソン。。。まったく理由も脈略もない、単なる偶然だとおもいます(笑)
4月に新たに就航した仙台空港-神戸空港のスカイマークに乗る機会もでてくるか??
それにしても仙台空港は次々と新たな便が就航する。
兵庫の人に話す機会をいただいたのですから、
まだ行ったことのない日本海側の香美と、瀬戸内側の須磨の海岸林についても
少し勉強しようとおもいます。

前田建設工業㈱様のご支援により、いよいよ宮城中央森林組合の作業班を迎え、名取市海岸林再生の会、オイスカとの三者体制の
環境整備として、今週月曜日、名取事務所に2階を増設しました。
2階が合同事務所、1階が作業員さんの休憩所兼休憩室と物置になります。
140407

12年2月の様子。事務所はひとつだけ。ネットも看板もありませんでした

12年2月の様子。事務所はひとつだけ。
防風ネットも看板もありませんでした


「宮城中央森林組合と組む」というのは、計画の1丁目1番地。
表立って具体的に申し上げたのは、2011年5月24日の国、県、林業事業体、地元市民との初協議の際です。勝手流ではない、事業規模の推進であるということは、なかなか信用してもらえないだろうと思っていました。これまで行政各方面から幾度となく裏を取られ、確認されました。「信頼を得るのに3年」と思っていた私どもにとって、その問いは何の苦でもなく逆に行政の状況や、信用度を推し量るバロメーターとして、安心材料になりました。
また、万が一でも森林組合幹部が心変わりしないよう、無数の交流もしましたし、(接待ではありませんよ)、宮城県の森林環境税が凍結され、数年がかりの森林整備を途中中断されてしまうと数年後大変なことになってしまう現場のお手伝いもしました。
以来、無我夢中で駆け抜けた3年が経過し。
いよいよ本番を迎える準備は、時間との勝負を迎えています。
この日も暖かく、いい天気の名取でした。
それにしても今年は、去年と真逆の天候です。
まだ1階しかありません(12年6月撮影)

まだ1階しかありません(12年6月撮影)


2階完成!!

2階完成!!

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