応援ありがとうございました!!

2014年10月27日( カテゴリー: 本部発 )

10月26日、大阪マラソンが無事終了。
「海岸林再生プロジェクト」のために20名を超えるランナーが大阪のまちを駆け抜けました。
DSC_0143
オイスカスタッフ2名もエントリーし、大勢の皆さまから応援していただき当日を迎えることができました。
DSC_0253
 
 
 
 
 
 
 
中部日本研修センターの山田は、Tシャツにスタッフやご支援くださった会員さんの名前を書き、
みんなのパワーをもらいながら力走。たいへんな道のりだったはずなのに、
応援にはいつも笑顔を向け、沿道の声援にもハイタッチで応じていました。
DSC_018342.195キロにチャレンジしてくださったチャリティランナーの皆さん、本当におつかれさまでした。彼らのチャレンジにご寄附くださった皆さん、どうもありがとうございました。
今回、オイスカとしては初めての大阪マラソン参加だったのですが、無事終えることができたのには、ある支援者さんの存在があります。
ランナーの募集に始まり、24、25日に行われたエキスポでのパネル展示や募金活動、マラソン当日の沿道での応援等、大阪マラソンにかかわるすべての業務にご協力くださった住友化学労働組合の皆さまです。
当日は、大阪の町に不慣れなオイスカスタッフを案内し、地下鉄で移動をして沿道で一緒に声援を送ってくださいました。ランナーにとっても大きな力となったはずです。
本当にどうもありがとうございました!!
当日の様子など、また明日以降も報告していきます。
 
 

緑化技術参事の清藤です。
今回5千本の苗を植えてほしい(補植含む)と県から依頼された苗はコンテナ苗です。
コンテナ苗コンテナ苗については、ブログ読者の皆さはますでによくご存じでしょう。
欧米では10年以上も前から主流になった苗木生産技術で、日本ではここ4,5年前から省力化林業低コスト林業を推進するため導入され林野庁が力を入れているものです。
植栽時の我々の他との違いは、写真の作業のように苗をポリマー(保水剤)に液肥を混ぜてそれに漬けて植える方法をとっていることです。つまりポリマーで根の乾燥を防ぎ液肥で養分のない土壌の補肥をねらってのことです。ほとんど生長は止まる時期ですが、若干の根の生育はみられると思います。とにかく秋植えは春植えに比べて、寒さと強風にさらされる時期を過ごさなければなりません。根付くことを願うものです。
 
植栽する苗を見ましたら根の周りに菌糸(菌根菌)が付着・発達している苗も良く見られました(写真左の苗)。
菌根菌付着
この外生菌根菌が植栽地で働いてくれれば、植栽木に必要な養分を作り出し、それを根に受け渡してくれるのです。
詳しいメカニズムは必ずしも十分に分かっているとはいえませんが、菌と根とは共生関係にあり、菌糸の伸びる方向に影響を与える物資が根から分泌されているのではないかといわれております。
マツ属の樹種と菌根菌は良い関係にあることがいわれていますので、期待しましょう。
頑張れ秋植えコンテナ苗!
 

今年度植栽現場15ha・75,000本に加えて、県から0.7haの追加植栽3,500本と、
研修のご依頼をいただきました。
今後、東松島や石巻、宮城県北部の海岸林造成が始まろうとする中、
私どもの現場で県主催の研修を行い、宮城県全体の海岸林再生に技術面で
少しでも貢献出来ることは、僕らにとっては本当に光栄なことです。
また、「コンテナ苗の秋植え」を、治山工事として一定量を行った東北の
事例として、貴重なサンプルにもなると思います
総勢50人
宮城県庁・各振興事務所から30人
名取市農林水産課3人
宮城中央森林組合7人
宮城県山林種苗農業協同組合1人
名取市海岸林再生の会4人
オイスカ5人
8:00 森林組合集合。種苗組合(4件の育苗農家)から購入した苗木が届く
9:30 名取事務所集合。研修開始
気仙沼振興事務所5名は4時起きだったそうです。
女性が多い!若い人が多い!大半、自分で手を挙げて来たそうです。
9:50 再生の会会長と、県森林整備課長さんの「号令」のあと、植栽現場へ移動
10:00 宮城県林業技術総合センター 今野上席研究員から講義
2011年5月26日、抵抗性クロマツの種子を採取する母樹林を視察するため
初めてセンターを訪問した時からお世話になっています。2011年11月28日に
「宮城県山林種苗生産事業者登録講習会」が晴れて開催され、再生の会・
オイスカ代表10名で受講した際の講師の一人でもありました。
免状をいただいた時の喜びを思い出します。
【講義のポイント】
・コンテナ苗の特徴
培養土が付いており、肥料分を保持できる。
裸苗(露地蒔き)に比べて活着が良く、植栽適期が長い。
根の変形がない。
育苗が簡易になる。(床替なし、根切りなし、除草減る)
植栽の簡素化・効率化
・抵抗性クロマツをコンテナ苗で植栽する理由
種子・苗木の生産量が36万本と全国的に少なく、種子を有効利用できる。
(当プロジェクトで2年生2万本・1年生2.9万本)
クロマツは発芽率が高く、1粒播種で無駄なくコンテナを使える。
コンテナ苗は植栽時期が長い。
初期生長が早く、1年未満の早いサイクルで20cm以上の苗を生産できる。
10:30 オイスカ名取事務所 佐々木統括より実技講習
【指導のポイント】
・植栽方法「浅植えもダメ、深植えもダメ!」 *詳細はまた後日。
・「植栽とは、とにかく植えるまでの苗木管理。苗木袋から出したまま、
裸でそこらさ、置いておかないこと!」

植林技術指導する佐々木統括

植林技術指導する佐々木統括


私を含む今日植え付けした全員に、大変な失礼であることを承知で、
70,000本を1か月ぶっ通しで植え切った宮城中央森林組合の主力メンバーとの
スピードの違いをザックリ数値化します。
今日の研修参加者 3分/本(作業時間2時間)
一番植えた人で  2分半/本( 〃 )
森林組合     1分半/本(作業時間6時間)
13:15 名取事務所で手早く昼食、苗畑見学のあと
種苗組合長、オイスカ佐々木統括・清藤参事、県技術センターより講義。
再生の会の大友副会長ら4人は、「ど~れ、あと100本植えるか!」と、
森林組合とともに植栽続行。
講義中
14:30 研修終了。県の方たちは、さらに次の場所を視察。
この中の方と、いつか一緒に仕事することもあるでしょうし、
ボランティアの日に来てくださることもあるような気がしました。
再会できることを楽しみにしています!!
林業の行政マンだって、一般市民と同じ。 ここで自分が植えたことは忘れないと思います。

林業の行政マンだって、一般市民と同じ。
ここで自分が植えたことは忘れないと思います。


もし、個人的にもオーナーシップを感じて下さったら、それが一番嬉しいです。

もし、個人的にもオーナーシップを感じて下さったら、それが一番嬉しいです。


 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
11月初旬に住友化学㈱からご寄贈頂いた肥料で、「施肥」もします。
生育結果はブログでもお伝えします。
明日は「補植」
全長1.5kmを歩いて枯れた木を探し回るので、プロも1日150本が限界と予想。

ボランティアの日 トイレ編

2014年10月24日( カテゴリー: 現場レポート )

昨日に続き広報室の林です。
今日はボランティアの日のトイレ事情について。
CIMG6197これは休憩時間にできたトイレ待ちの長蛇の列。
仮設トイレが2基のみの事務所です。70名を超えるボランティアさんが来るとこのような状況になってしまいます。
設置から汲み取りまですべて支援してくださっている前田建設工業から参加されたボランティアさんは、「この様子を会社に写真で報告して、もっとトイレを増やしてもらおう!」などと話しながら順番を待っていました。普段はこれで十分なのですが、ボランティアの日だけこのような状況になり、皆さんにご不便をおかけしております。
プロジェクト担当の吉田は「男性は極力外で済ませてくださいね~」などと声を掛けていますが、皆さん「さすがにちょっと・・・・・・」と列に加わっています。
育苗場での作業は、待ち時間は長いもののこのトイレが使えますから問題ありませんが、ここから少し離れた植栽現場での作業の際はまったくトイレがありませんから我慢あるのみ・・・・・・ではなく、事務局車両で、最寄りトイレまでご案内します。
一番近いのは、この育苗場ではなく仙台空港。
今回のボランティアの際は、女性3名を空港にご案内しました。
作業着に長靴といういでたちは、空港にはふさわしくありません。
車を降りた途端、長靴についていた泥がボロボロと落ちてしまい「わぁ~牛が歩いたみたい!!!」と
みんなで大爆笑。建物の中に泥を落とさないよう気をつけて入ったものの、
空港ビル内も牛が闊歩したような状態になってしまったそうで、皆さん申し訳なさそうに帰ってきました。
空港のトイレを借りるときは、事務所のサンダルを車に積んでおいて
履き替えていただこうかなぁと思いました。(空港のビルの皆さん、すみませんでした・・・)

ボランティアの日 お弁当編

2014年10月23日( カテゴリー: 現場レポート )

広報室の林です。
昨日のブログでプロジェクト担当の吉田がボランティアの日の一日の流れを紹介していました。
私は番外編でお昼ご飯の一コマをご紹介。
CIMG6195
お天気がよく、外で食べていたのは仙台トヨペットさん。
いつもつなぎを来た男性社員さん(車両整備のお仕事かと思い、尋ねると「いえ、これは借り物で、自分は営業です」と言われてしまうことも・・・・・・)と若い女性社員さんが4~5名来てくださいます。
毎回継続してくださっているのはありがたいこと。
いつもありがとうございます!!
 
CIMG6194
 
もう一組、青空の下で食べていたのはUAゼンセンの一団。
カメラを向けると「おいしそうな顔しなくちゃ」と笑顔を作ってくださいました。ゼンセンの事務局では、「せっかく被災地でのボランティアをするのだから、極力地元で買い物をしよう」と地元のお弁当屋に注文をしています。
そのお弁当がこれ。
bento
 
 
仙台・宮城観光PRキャラクターの“むすび丸”を模したおにぎり(ちょっと潰れちゃいましたが)、
それから宮城のおいしいものがたくさん詰まったお弁当なのです。
前日仙台入りした女性が「昨日、これ買おうと思ったら売切れてて、がっかりしたんだけど、
今日ここで食べられてラッキー」と喜んでいました。人気のお弁当のようです。
 
自家用車で来る地元のボランティアさんの中には
「近くのラーメン屋に行ってきます」と車で出て行かれる方も。
私は女性参加者の皆さんの中に入れていただき、おしゃべりしながらのお昼ごはん。
楽しいひと時です。
 
明日はトイレ編です!
 

来年度のボランティア参加のお問い合わせが続いており、少し長くなって
しまいますが、詳細に報告いたします。
____________________________________
10月18日(土)8:30~17:00
快晴
71名参加(男女比6:4、リピーターが3分の1)
■7:40
スタッフ第1陣4名、名取事務所・第1育苗場に集合
■8:00
参加者が集い始める。
・各自、自家用車や社用車乗合、美田園駅から徒歩、大型バス等で来訪。
・手狭な名取事務所ですが、男性と女性に分かれて着替え。
・皆さん、ホームページから申し込みます。諸注意・地図記載もあり。
■8:30 
名取事務所前に71名、スタッフ6名集合。スケジュールを簡単に説明
・昨年11月のフィリピン中部台風被害地から視察研修で、行政関係者
など計4名が前日午後から来訪。作業に加わる。

パネルを使って説明

パネルを使って説明


■8:40 
育苗場にて除草
・手は止めず耳だけ貸していただき、プロジェクト立ち上げから
深く関わっている専門家の佐々木勝義氏が「クロマツマメ知識」を。
・前日の雨で土は柔らかく、71人での除草は一気に進む。
育苗場での除草

育苗場での除草


■9:25
10分の休憩後、除草再開。再生の会2名も合流。
・プロジェクト概要などを、作業と並行して説明。
・「車両係」の仙台トヨペット社員さんが、いつものように除草した
雑草を一輪車で回収。
■10:00
除草終了
・抵抗性クロマツと普通クロマツ、コンテナ苗と露地蒔き苗などを説明
・種蒔きから半年、1年半の苗木の大きさの違いを理解。
・現場にはトイレはないので名取事務所で済ます。
■10:30
植栽現場周囲のニセアカシア、葛の除草
ニセアカシアを「根こそぎ」引き抜く

ニセアカシアを「根こそぎ」引き抜く


・大型バスと自家用車などに乗合、育苗場から10分の植栽現場
(空港誘導灯付近)に移動。林野庁に「入林届」を出しているので
無言で大型バスも自家用車も入ることができる。
・ニセアカシアの除伐をボランティアで行うのは初めて。
野ばらと間違えてしまう人が序盤戦は多かった。
・今回の手工具は鋸鎌を選択した。ブツブツでないゴム軍手が望ましい。
・前田建設工業の社員さんは、上手に根を切り「根こそぎ」引き抜いた。
根は浅い。やればできる。今後はこういう指示もしてみよう。
・今回は、来年植栽地周囲の点検も兼ねた。
内陸側は葛、海側はニセアカシアが既に群落化しており、来年夏に
プロとボランティアで集中除伐を要する。数年かけて撲滅を目指す。
■11:50
今年度植栽地南端より北端方面を少々見学し、名取事務所に戻る。
■12:10
昼食(~13:00)
・昼食、飲料は予め各自購入。自動販売機などもない。
・知らない人同士も、隣り合って食事。男性の部屋では昼寝する人も。
女性の部屋ではいつも会話が弾んでいる。2階のオイスカ事務所で
スタッフと食事する人も。

お菓子がまわってきたり。和やかな雰囲気


■13:00
再集合
・唐鍬を、UAゼンセンと三菱UFJニコスがチャーターしてくださった
大型バスに積ませてもらい、再度、植栽現場に分乗して向かう。
■13:15
植栽した苗の根元への「チップ寄せ」
・作業目的は、飛砂・寒風・乾風からの根元保護。11月~5月中旬の
西からの強風「蔵王おろし」対策。
・国は元々あったクロマツをチップ化し、将来の肥料のために再利用。
・最も西側にある国有林部分全長500m、2.91haを70人が横一列に並び、
休憩を除き2時間強。今回は完全終了!すごい。
*一人当たりクロマツ200本分(仕事面積は約400㎡。畳では250畳分)
をお世話したことになります。
・リピーターさんは心得ており、私たちの少ない指示でも、
作業してほしい場所に先行して移動。非常に速いスピードで進む。
初参加の方を無意識のうちにリードしている。
■16:00 
仕事が終わり、晴れて防潮堤の頂に登り、リラックスタイム
今日もよく頑張った

今日もよく頑張った


■16:30
名取事務所で道具洗い、整理整頓、身支度終了後、「終わりの会」CIMG6230
・毎回5・6人から感想を伺う。
「植栽ではないけど、保育をやると、木に愛情がわきますね」(初参加の女性)
こういう感想を、これほど多くの方に持ってもらえるとは
予想外でした。私たちの次の気力がわいてくる瞬間です。
・毎回、募金を呼び掛け、今回は16,656円。ありがとうございました!!
コチラの口座に入金します。(大阪マラソン「海岸林」募金)
http://justgiving.jp/c/10597
■17:00
解散
・コチラからアナウンスしなくても、自然に参加者同士が声を掛け合って、美田園駅などに送迎してもらっています。いい雰囲気です。
・仙台トヨペットと、ニコンの社員さんが、鋸鎌のメンテナンスを真っ暗の倉庫の中で、いつものように手伝ってくださいました。

コンテナ苗・マツノザイセンチュウ抵抗性クロマツ(2014年5月24日植栽)

コンテナ苗・マツノザイセンチュウ抵抗性クロマツ(2014年5月24日植栽)


抵抗性クロマツのコンテナ苗(内陸側に植栽)の葉が黄緑色。
精英樹露地蒔き苗は、マツらしいしっかりした緑色です。
他団体の植栽現場でも、広葉樹も、コンテナ苗クロマツも、
植栽直後から黄緑色になっています。
この3年半行動を共にしていただいたプロの林業家が
10月18日の「ボランティアの日」に来て下さったので質問ました。
Q「葉の黄緑色に変色したのは何故ですか?」
「生理障害ではないだろうか??クロマツも戦ってるんだよ~。
これを堪えることが出来たら、ぐ~んと根を張るんだと思うよ」と。
帰京後、オイスカの清藤緑化技術参事にも、同じ質問を聞きました。
「窒素分の不足が原因と思います。
窒素が不足すると、本来の葉の緑色から淡い緑極端に不足すると黄緑色になります。
露地蒔き苗・普通クロマツ(2014年4月28日植栽)

露地蒔き苗・普通クロマツ(2014年4月28日植栽)


但し、追肥したとしても、この時期では寒風害にあう恐れがあります。
色が回復するということは細胞の伸長を促すということです。
向寒のこれからの時期は、追肥すると、組織が軟弱になるので×。
砂のような鉱物質土壌の海岸では、窒素は土壌中では流亡するか
もともと少ない状態にあり、海岸林で気になるようでしたら緩効性の窒素分の多い肥料 を一本あたり100g前後を追肥するのが効果的。
詳しくは窒素吸収係数を調べる必要があるかもしれません。」
ということでした。私たちは、梅雨前、植栽直後に追肥しました。
県の試験場の方にも、別なことも聞いてみました。
Q「生理障害と、窒素不足は同じですか?」
「同じとも言えなくもないし、同じとも言えない」(笑)
「従来の「砂地に植える」海岸林の常識では、追肥はなかった。
ただ、今回の現場では、何かと常識を疑う必要もある。でも、私の知っている限り、黄緑色になっても、越冬できないという事ではない」
Q「宮城県から払い下げられるクロマツ種子の種類はいくつですか?
種類によって色が変わることはありますか?」
「マツノザイセンチュウ抵抗性クロマツは7種類。精英樹(普通マツ)は15種類以上。
それによって変わることはないと思う」
黄緑色で何だか変だなあと思っていましたが、
ま、うちの現場のコンテナ苗は太くなり、頼もしい!
と思っておくことにしよう。

大阪マラソン いよいよ開幕!!

2014年10月20日( カテゴリー: 本部発 )

皆さま、こんにちは。啓発普及部の中西です。
大阪マラソン(10/26)の開催が今週末に迫ってきました!!
大阪マラソン公式HP
今年で第4回目となる本大会は、過去最多のランナーの応募があり、
本番に向けて、熱気が徐々に高まってきています。
オイスカの「海岸林再生プロジェクト」が寄付先団体の一つに選ばれており、
オイスカのチャリティランナー24名も大阪の街を颯爽と駆け抜けます!!
是非応援して下さいね!!!
ジャストギビングでの寄付は11/28まで受け付ける予定です。さらなる寄付の呼びかけをお願いいたします)
さらにさらに24日・25日にはEXPOも開催されそちらでもブース出展をさせて頂く予定です。
是非、皆様遊びにいらしてくださいね。
それでは大阪の会場で皆様にお会いできることをスタッフ一同楽しみにしております!!!
 

宮城県知事も復興期間の延長を政府に要請していますが、
私たちも、これまでと違う「向かい風」を感じています。
先日、経済同友会の皆さんと情報交換する機会をいただきましたが、
職員の方から「被災地への新規支援の伸び悩み」という声を聞きました。
行政・支援者と協働して、復興の道のりを発信し続けたいと考えています。
元林野庁東北森林管理局長の矢部三雄様と2年前に面会した際、
「風化に危機感を感じる。発信し続けることにも協力をお願いしたい」という言葉に、
心から同感したことを思い出します。

海岸林視察バスツアーに「参加」された佐々木市長(2014年2月23日)


来年1月末ごろ、佐々木一十郎 名取市長のご講演を、都内で開催計画中です。
記録として必ず実現すべき、重要な企画だと考えております。
3年半のご苦労や、現状と今後の目標、その中での海岸林再生をお話しいただきたい。市長は今年6回も現場に来てくださり、大雨の中、森林組合の作業班を激励し、作業は2度もしていただきました。
また、国連防災会議(2015年3月14日~18日)では、シンポジウムを開催するのではなく、現場主義の団体らしく、「海岸林視察バスツアー」を行いたいと考えています。名取市民をはじめとする日本人と同日開催で。日本人参加者からも、復興への渾身の努力を海外の方に伝えていただくために。
ANAのご協力で170人が参加した「ボーイング787に乗って海岸林視察ツ アー」(2011年10月30日)

ANAのご協力で170人が参加した「ボーイング787に乗って海岸林視察ツアー」(2011年10月30日)


また、名取でボランティアに来た方、特に企業・団体の方には常に申し上げています。業務として会社の取り組みを発信することにもご協力をいただきたいと。先日、労働組合産別組織として150万人の組合員を擁するUAゼンセン(全国繊維化学食品流通サービス一般労働組合同盟)の2,000人が集う定期大会では逢見直人会長のご挨拶でもプロジェクトに触れていただき、組合報でも9月は2度も紹介されました。
三菱UFJニコスは、三菱ゴールドカード会員情報誌「Partner」(年8回・100万部)では、
毎号の表紙をめくった1ページ目全面で、現場の進捗報告をしていただいています。
東北電力労組などは、業界新聞の取材を持ち込んでくださりました。
埼玉トヨペット㈱グループは、社員と顧客による運動を展開していただいています。
西友のレジ全てでは、当プロジェクトの趣旨がお客様に伝えられています。
未曽有の災害には、それに見合う復旧方法を採るように、
発信の方法やその継続も、それに見合う運動でありたいと思います。
非力な発信力しかない我々に、ご理解・ご支援を続けて頂いている方、
現場に足を運んでくださる方、活動報告会に聞きに来てくださる皆さまを
心から頼りにしております。
長期戦の苦しさは最初から覚悟の上。
一度決めた道ですから、私たちは必ずやり抜きます。

これまで3年半で、54ヵ国、168人の外国人視察・ボランティア受け入れを行いました。
報道(33ヵ国)の他、オイスカ海外農業研修生、在京大使館、国連職員など。
今週末は、昨年フィリピン台風被害を受けた千haのオイスカ水源涵養林植林プロジェクトから
3名が視察・作業体験を行います。

全日空のご協力で、「ボーイング787に乗って海岸林視察ツアー」 参加者170名中、ボーイング社など外資系企業、各国大使館員、 国際援助機関・プレスなどから17か国・28名参加。 (撮影:2011年10月30日)

全日空のご協力で、「ボーイング787に乗って海岸林視察ツアー」
参加者170名中、ボーイング社など外資系企業、各国大使館員、
国際援助機関・プレスなどから17ヵ国・28名参加。
(撮影:2011年10月30日)


NHKは県内ニュース4回・全国放送のほか、 海外向けテレビ放送、 17か国語でラジオ放送 (撮影:2014年5月23日)

NHKは県内ニュース4回・全国放送のほか、 海外向けテレビ放送、
17ヵ国語でラジオ放送
(撮影:2014年5月23日)


現在まで、公益財団法人フォーリンプレスセンターなどのご協力で、 海外プレス関係者に対して5回、33ヵ国の記者視察受け入れ (撮影:2012年2月4日)

現在まで、公益財団法人フォーリンプレスセンターなどのご協力で、 海外プレス関係者に対して5回、33ヵ国の記者視察受け入れ (撮影:2012年2月4日)


オイスカ海外農業研修生は4回・15か国・40名、オイスカ「子供の森」計画 実施校の児童教員など5か国25名が視察・体験 (撮影:2014年3月4日)

オイスカ海外農業研修生は4回・15ヵ国・40名、オイスカ「子供の森」計画実施校の児童教員など5ヵ国25名が視察・体験
(撮影:2014年3月4日)


国連NGO課長も育苗場で、掘り取り・出荷体験 (撮影:2013年4月10日)

国連NGO課長も育苗場で、掘り取り・出荷体験
(撮影:2013年4月10日)


 
 
 
 
 
 
 
 
 
2015年3月14日から仙台で、5年に1回の国連防災会議が開催されます。
これまで2回の会議は横浜・兵庫。すべて日本での開催です。世界から数万人が来訪しますので、この時期はホテル予約は既に厳しい状況です。
2012年10月、東京でIMF・世界銀行の年次総会があり、当プロジェクトも会議出席者に対し、活動を報告しましたが、その際、防災会議日本開催の情報が入りました。
年次総会では、「世界銀行など国際援助機関は、起きてしまった災害への対応偏重から、減災・災害予防への対応を重視する」という方針が決まりました。
なるほど~と、賛成の気持ちでした。
私どもは仙台の国際会議場から1時間以内に大きな現場を持っています。
3月のこの会議に関連し、現場視察対応を重視したいと考えています。
「資金獲得」などに直接的メリットがあるとは全く思いませんが、オイスカは元来「国際協力NGO」ですから、「できることはやらねばならない」。
理屈や損得ではなく、海外からの東北への支援への中間報告としても。
この時期は来る日も来る日も、大量のコンテナへの「土詰め」を行う時期です。
植栽開始も間近。現場は目の色が変わり、ピリピリした雰囲気になります。
しかしそれでも、NGOが主役ではなく、行政だけでやっているのでなく、地元有志だけでなく、やはり地域住民がカギであること、何より復興を期して大きな協働の輪で決死の思いで取り組んでいることを必ず伝えようと決めました。
具体的には、海岸林バスツアーを、仙台市内発で外国人、名取市役所発で市民をはじめ日本人。
植栽現場付近で合流し、どうにかこうにか、四苦八苦のコミュニケーションをしてもらいながら
一緒に見ていただき、日本人参加者みんなに説明役をお願いしようと思います。(笑)
公開シンポジウムの発表依頼もいただいていますし、独自で主催開催せず、
あくまでも現場主義を貫こうと思います。

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