4月25日にネパールで発生した大地震は、首都カトマンズをはじめ大きな被害をもたらしました。
過去ネパールから40名を超える研修生を受け入れた実績のほか、1980年代から2000年にかけ
積極的に緑化活動を展開してきた経緯があります。「子供の森」計画で植栽した木々が森となり
現在も各校が自助努力でその森を管理しています。(月刊「OISCA」2月号 海外ニュース
オイスカでは現在、現地のオイスカ関係者と連絡を取り現地の状況を確認しています。
今後、現地総局や研修生OBを通じての義援金の配付など、
現地で必要とされる支援ができるよう緊急募金を開始します。
ご協力よろしくお願いします。

20141203160815-120141203163924
      
 
 
 
 
           「子供の森」計画に参加する子どもたち(1990年代)
 
       ■■ ネパール地震 緊急支援募金 ご協力のお願い ■■
 

■募金受付期間 2015年4月28日(火)~2015年6月30日(火)

■受付方法
※下記いずれかの方法で任意の額(事務手続きの関係で1,000円以上からでお願いします)をお振り込み下さい。

<オンライン>
 申し込み(クレジット決済が可能です)はこちらから
※お手数ですが、他の募金と区別するためご意見欄に「ネパール募金」とご記入ください

<郵便振替>
00170-8-386605オイスカ海外災害支援募金
<銀行振り込み>
三菱東京UFJ銀行 永福町支店
普通 1163833
公益財団法人オイスカ
※銀行振り込みの場合は、別途メールまたはFAXで住所、氏名、金額、ネパール募金である旨をお知らせください。
e-mail   kaiin@oisca.org /FAX       03-3324-7111
■税控除について
本法人は、公益法人の認定を受けており活動に対する寄附金は税控除の対象となります。
詳しくはこちらをご覧ください。
皆さまの温かいご協力、どうぞよろしくお願いいたします。
<お問い合わせ・ご連絡先>
公益財団法人オイスカ 海外事業部
担当:長(ちょう)
住所: 〒168-0063 東京都杉並区和泉2-17-5
TEL: 03-3322-5161 FAX: 03-3324-7111
E-mail: kaiin@oisca.org
 

DSC_0236

後列「植栽班」宮城中央森林組合、前列「苗の出荷班」名取市海岸林再生の会。全員の集合写真は必ずブーイング。 出勤の全員を撮るのも至難。(一所にいない)


毎日植栽レポート書きたかったのですがスミマセン。
4月21日~28日AMまで、日曜を除く6.5日間で、今年度植栽予定の海岸林植栽5.37haの植栽を終えました。植付補助要員を含め、131.5人工。
連休後は、内陸防風林1.62ha、植樹祭(5月23日)の2.02ha。
今年度春は、3段階の仕事となります。
森林組合、再生の会、オイスカと連日40人体制。
森林組合の職人さんは半数以上は去年から顔なじみ。
「立て板に水」のように事業は進みました。
DSC_0030

植栽地全景はドローンでも飛ばさないと収まらない。


現場は「乾燥状態」。
4月中旬に「過湿状態」をレポートしましたが一転。
今度は4月15日の大雨以来、一度も雨が降らない、この先も5月7日まで22日間、雨が降らない見通しです。
昨年春の降雨なしは「16日連続」が最長です。
28日に掘ると土は湿っていました。
植えたばかりの苗が、乾燥を凌いでくれることを願っています。
DSC_0002

今年の植栽地は、このような幅20mの列が7列×約1km


連休明けにまた再会しますが、
職人さん、ありがとうございました。
深植え、無くなりましたね。

CIMG7536時々ブログに出てくる吸水ポリマー。
水に溶かして使います。
クロマツは植える前にこの水に根を浸しますが、広葉樹を植えた時は、培養土と撹拌した土に苗を植えた時点でこの水をかけました。ただの水のように見えていましたが、かけるとこんなふうにゼリー状に根元に広がります。この後また土をかけていきます。
乾燥防止に役立っている吸水ポリマーですが、水はけの悪いところで使うと、どんな影響が出るのだろうか・・・・・・?
ちょっと気になっています。

CIMG7539広葉樹を植えた現場に太い木が挿さっていました。
よく見ると、その左に小さな苗木が・・・・・・。
見えますか?ペットボトルの右に小さな枝を広げている苗木があるのが。
こんなか弱そうな小さな苗木ですから、植えてくださったボランティアさんが「これじゃあ気づかれずに踏まれてしまう!」と心配したのでしょう。注意喚起のためにこの木を挿していってくれたのです。
植えながら「大きくなれよ」と声をかけてくれている方もいました。
植えたらそれでよし、ではなくて声も愛情もかけて、踏まれないように心配りもしてくれて・・・・・・。
このプロジェクトは、そんな心やさしいボランティアさんに支えられているのだなぁと嬉しく思いました。
 

植樹祭にも来てくださることになりました

植樹祭にも来てくださることになりました


名取市北釜地区のご出身で、今は栃木県にお住いの方が、4月19日のボランティアの日にご参加くださいました。
名取市民が多数参加する「植樹祭」にお誘いしたら幼馴染と再会できるのではと考えてメールしました。
その返信メールを紹介する、ご了解をいただきました。
_____________________________________
拝啓  オイスカ様
先日はお世話になりました。
植樹のお誘いありがとうございます。
植栽際も前の週のボランティアの日も参加させてください。
震災から4年過ぎ、これまで身内の支援は出来るだけしてきましたが、
幼少の自分を支えてきてくださった叔父、叔母、従兄を失い、
その人達に何も出来ないことが心苦しい時を過ごしました。
松林と貞山堀の元の姿に戻ってくれることが最大の私の希望です。
残念ながら、貞山堀の復旧は行政の手にあり入る余地はありませんでした。
クロマツの植栽も行政主体で復旧が進む中で、オイスカにより、
一般市民による復旧を行っていることを知って、ここしかないと確信し、
感謝しました。今後出来るだけ参加させてください。宜しくお願いします。
仙台平野の海岸沿いは「釜」の地名がありますが、400年前の
伊達政宗公の時代に同じような大地震と津波がありました。
政宗公はその状況を検分し製塩業を行うように指示され、人を集め、
津波の対策として、貞山掘と黒松の植樹をしたと亡き父より聞かされました。
その後、良質な水田で集落は潤ったと聞きました。第二次世界大戦時には、
敵兵の進行を防御するために、密集して植えられた黒松に加えて、
とげのある低木を植栽したと聞いています。確かに幼少のころ北釜の海岸に
出るまでに痛い思いをした記憶があります。
昔の姿が残っていることは、ごく普通と思っていても、開発や過疎など
時代の流れで変化していくものでありますが、突然失われ、激変するのは
心苦しい限りです。オイスカの皆様の行動に感謝以外に言葉がありません。
当然、幼少の時の風景を今後見ることは出来ませんが、過去から繋がる
人の営みを後世に少しでも繋げる一助になれれば良しととして、
微力ながら今後もご一緒に活動できれば幸いと存じます。
本当に微力ですが、可能な限り一緒に行動したいと思いますので
宜しくお願いいたします。
敬具
_____________________________________
最大の励ましをいただいた気がします。
宮城に向かう車中、涙が出そうになりました。
心から御礼を申し上げます。
今年の主戦場はこんな場所です

今年の主戦場はこんな場所です

先日、東京である森づくりのイベントに参加しました。
大きな企業がスポンサーについており、さまざまな団体が
実行委員会を組織して実施されたものです。
参加者のグループ分けの胸につけるステッカーは
きちんとカラーで印刷されていました。
(オイスカの植樹祭はラベルにペンで手書き・・・・・・)
受け付けではペットボトル飲料が配布され、
各団体からのノベルティもたくさん渡されました。
(オイスカのボランティアでは飲み物持参)
受け付けをした後、植栽現場までバスで移動。
現場に行くと道具がしっかり準備されています。
(オイスカのボランティアでは自分で倉庫から鍬を持ってバスに積んで移動)
植樹が終わると道具もまたそこに置いてバスに乗り込みます。
(オイスカのボランティアでは自分で持って帰り、みんなで洗って片づけます)
だいぶオイスカとは違いました。
CIMG7563 CIMG7561
 
 
 
 
 
 
 
 
 
何度もご参加いただいている方には、オイスカの腕章を付けていただき、
スタッフ以上の役割を担っていただいています。
ボランティアさんをお客さん扱いしない現場で、
人づかいが荒い現場です(笑)
1日7時間近く重労働をするのに、みんな文句も言わず
片付けも進んでやってくださる。
素晴らしいボランティアさんたちだといつも思います。
スタッフが頼りないと、ボランティアさんたちが支えてくださるんですね。
いつも本当にありがとうございます。
 

今回のボランティアで便利グッズを発見!!
(以前発見したものはコチラ→便利グッズ
CIMG7562森林組合のお兄ちゃんたちが、何やら話しながら見ている、その視線の先にあったのがこちら!
靴をすっぽり覆うカバーです。
長靴がいいんだろうなぁと思いつつ、長靴が手に入らなかったので100円ショップで靴カバーを購入したとのことでした。
案外履き心地も悪くないし、歩きにくさも思ったほどでもなかったとのこと。
1日作業をされた方から「すぐれもの」との太鼓判が!
長靴では歩きにくい、かといって汚れてもいい靴がないという方にはおすすめかもしれません。
名取市役所にお勤めのSさんからは、この時期風が強いから、
メガネが傷つかないように、あるいはコンタクトを入れた目が痛くないように
(もちろん裸眼の人だっていいのでしょうけど・・・・・・)
100円ショップの花粉対策用ゴーグルがおすすめとの情報もいただきました。
確かに強風で砂が舞うと、目を開けていられませんからね。
100円ショップで探したらもっといろんな便利グッズがあるかもしれません。
これは!という発見をされた方、ぜひ情報お寄せください
 
 
 

現場で「サクラサクラ」「サクラサクラ」と言いながら作業をするチームが。
CIMG7524
 
 
 
 
 
 
 
歌っているわけではありません。
これから植える苗木を配っているのです。
この日ヤマザクラ約200本とクリ、コナラ、ケヤキをそれぞれ約40本を
植栽したのですが、植える苗木には順番があるのです。
下の図を見てください。
サがヤマザクラ
ケがケヤキ
クがクリ
コがコナラです。
sakura
ヤマザクラはまとまって植えると育ちにくいのだそう。
本数も多いので、ヤマザクラを2本植えたら、その隣は違う樹種を植えるという
苗木の並びにするよう指示が出されたので、それに従って苗木を配ると
ヤマザクラを植える2穴を確認しながら歩いていくので、
ついつい、「サクラ、サクラ」と口に出てしまうのです。
みんな、どれがケヤキでどれがコナラでどれがクリか分かったかなぁ??
葉がついていない木を見分けるのって難しい・・・・・・
 
 
 
 
 

タヌキの「ため糞」

2015年4月24日( カテゴリー: いきもの, 現場レポート )

清藤先生とモニタリング調査地のメンテナンスを行いました。
①調査対象のクロマツに色のついたテープをきつく結びすぎている
②テープに書いたナンバーが消えかかっている
その際、H26年度植栽地の最北東部、No.9調査地横に、林野庁が設定した調査地に
タヌキの「ため糞」を見つけました。DSC_0011 DSC_0012
最初何かわかりませんでした。
林野庁がわざわざこんなもの持ってくると思えませんし。
佐々木統括に写真を見せてようやく分かりました。
「タヌキは同じ場所に糞をする」と言われていて、それを「ため糞」と言います。
盛土完成のころと違い、昨年からはタヌキやキツネ、テンなどの動物の足跡が増えている。
雑草を含めた植物の種類も増えています。
ここは砂浜と違い、一応身をひそめられる防風柵やクロマツがある。
調査地はチップを取り除き、意図的に海の砂を敷いているのも他と違う。
しかし、直径1mもの大きさです。
「これはデカい。10匹以上じゃないか?」と佐々木統括。
「吉田君は、ネズミは見たか?(まだです)
打ち上げられた魚の死骸でも食べてるんだろうか?」

つくし

2015年4月24日( カテゴリー: いきもの, 現場レポート )

CIMG7556

夏になるとクズをはじめ
たくさんの雑草が青々と生い茂る盛土の法面も
今はまだ枯草ばかり。

4月のボランティアの日のこと。
そんな枯草の中、つくしがニョキニョキ顔を出していました。

草だと、「あ、草だ」と、草刈りをイメージしてちょっと重い気分に。
つくしだと「あ~つくしだぁ♪」と、ちょっとうれしい気分に。
同じ植物なのにね。

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