6月のボランティアの皆さん、ご覚悟を!
広報室の林です。
23日、植樹祭では1万本の苗木が用意されました。
参加者の皆さんには、“記念植樹”ではなく、“植栽作業”に参加するという感覚で
作業に臨んでいただこうと、事前に植え方マニュアルを郵送したり、プロだって
植栽前には講習会で勉強しているんだということを知っていただいたりしてきました。
皆さん本当にしっかりと作業に取り組んでいただきましたが、
その間、私は本部待機。救護班にもなっていたためその場を離れることはできず、
今年も一本も植えることなく植樹祭が終わりました。
しかし、少しだけ残っていた苗木を、午後皆さんが帰られた後に植えさせてもらえることに。
プロジェクト担当の吉田、柿沼部長、プロジェクト立ち上げの際には学生インターンとして
大活躍してくれていた秋山キナ君と4人で防風柵の外に植えてきました。
これまで“枯らしたらどうしよう”と不安で植えることができませんでしたが、
植え方マニュアルに従って、丁寧に愛情をかけて植えさせてもらいました。
これが植えたところの写真。
防風柵の外、海側に植えてあります。
植えた苗木も見ていただきたいのですが、
防風柵にへばりついている人が分かりますか??
これは、作業を終えた4人で記念写真を撮ろうと
吉田がタイマーを設定しているところです。
どうしても防風柵が入ってしまうと、何度もやり直し。
そして撮影したのがこちら↓
←この写真撮影までの吉田の苦労はコチラ↓
無事撮影できました。
無事植樹祭も終了しました。
おつかれさまでした!
ハウスの中にあるもの 続編
先日ハウスの中で発見したイスをご紹介しましたが、
今回作業風景をのぞいてみたら、使っていました!
もっと大きい方が座り心地もいいだろうに・・・・・・。
でも作業中用の腰掛けですからどっかりと座れる快適なイスではまずいですよね。
休憩中はこれに座ってみんなでアイスを食べながら雑談していました。
話題は地域の会合の日程や息子の話などさまざま。
育苗場で働いている方の多くは60歳以上。身体に負担のかからないよう、無理をしないよう長く働きに来てもらいたいなぁと思います。
植樹祭用に出荷準備を終えたコンテナ苗に
小さな花がついていました。
ちょうど10本に束ねた一番上についていて
なんだかブーケのようでした。
↑この角度からの写真を撮っていると、
「名取市海岸林再生の会」のおじさんたちに言われました。
「裸苗と違ってスカート履いてるからって
そんな下から撮ったら恥ずかしいっちゃ」と。
ズボンじゃなくて、スカートなんだ(笑)
苗のこと女の子のように思ってかわいがってくれていたんだ・・・・・・
先日清藤参事が花芽についてブログで説明しています。
「花芽はストレスがかかると早熟な雌はよく付きますが、
雄は憶手で、だいぶ遅れることが多いのです」
出荷前のまだ子どもの苗に花がついているなんて、
よほど大きなストレスがあったのかなぁと、ちょっと心配になってみたり。
雨が降らなくて乾燥しすぎたこともあるかもしれません。
でも、もしかしたら、これまで2年間水をくれて、草を抜いて、
いつも愛情たっぷりに育ててくれたおじさんたちに
「今までかわいがってくれてありがとう」と
お礼に花を咲かせたのかも・・・・・・と思うことにしました。
植樹祭レポート その5 撮影隊
植樹祭レポート その4 苗木袋
植樹祭レポート その3 舞台裏を少しだけ ~当日編~
参加者の皆さんが植樹をしている間の苗木補給基地の様子です。
「名取市海岸林再生の会」の皆さんと森林アドバイザー会の皆さんが
頑張ってくださいました
10本ずつの束になった苗木を吸水ポリマーを混ぜた水にしっかりと浸します。
ここのところなかなか雨が降らない上に、この先もしばらく降る気配がない中、少しでも乾燥に耐えてもらわなければなりせん。
その後苗木は30本ずつ苗木袋に入れられ、植栽が進む現場に運ばれます。
水を含んで重くなった苗木袋、結構ずっしりきます・・・・・・。
空になった苗木袋を基地に戻す人、ポリマーに浸ける人、運ぶ人。
みんなで協力してはいても、参加者の皆さんの植栽のスピードも
なかなかのもので「苗木が追い付かない!」と言いながら基地は大忙し。
・・・・・・1万本もあるのですから。
それでも仕事に区切りがついた皆さんにも植栽を体験してもらうことができました。
苗木の準備に奔走した森幸一さんは新聞の取材を受け、
植栽している写真を掲載していただきました。
植樹祭レポート その2 舞台裏を少しだけ~前日編~
植樹祭前日。
前の週にボランティアの皆さんにいろいろとお手伝いいただき
ほとんどの準備は整っていたものの、まだまだやることはたくさん残っています。
「名取市海岸林再生の会」の皆さんは苗木の準備。
1万本のコンテナ苗がきれいに段ボールに並んでいました。
夕方、関係者が名取事務所に集まり、最終打ち合わせが行われました。
名取市役所のみなさんにはバスの運行管理を
(当日はバス4台で参加者の皆さんを仙台空港―会場間をピストン輸送)
森林組合の皆さんと森林アドバイザーの会の皆さんには植樹指導や苗木の運搬、
「名取市海岸林再生の会」の皆さんには苗木管理をお願いしました。
今年の春、宮城中央森林組合に就職したかわいい女性、Hさんは
「参加者として植樹イベントに参加したことは何度かありましたが、
運営側に立ってみて、こんなことにまで気を配って準備をしているんだと思うことが
たくさんありました」と驚いていました。
安全に配慮しながら、かつ苗木がしっかりと根付くようそれぞれの係が連携して
植樹祭を成功させようと気持ちを引き締めた打ち合わせでした。
植樹祭レポート その1 無事終了しました!
宮城県民、名取市民向けに開催した第2回植樹祭が5月23日無事終了しました。
約400名の市民、100名の指導者や関係者らが参加する盛大なイベントとなりました。
1万本のクロマツが植えられました。
今回の植栽は現在造成された盛土の最南端で行われ面積は約2ha。
親子・夫婦など家族で参加される方の姿も見られました。
この植樹祭は「長く市民に守り、育まれれる海岸林をつくりたい」との思いで
市民を対象に開催しています。
子どもたちが「あのクロマツは自分が植えたんだ」と大人になってからも
愛着を持ち続けてくれたらいいなぁとただただ祈るようなきもちです。
参加してくださった皆さん、ありがとうございました。
当日の様子はNHKのニュースでも放送されました。
数日間はコチラからご覧いただけるようです。
明日は植樹祭開催を支える裏方の動きをご紹介します。
ハウスの中にあるもの
15日の夕方、みんなでしゃがんで割り箸に色を塗る作業をしていると
「名取市海岸林再生の会」の森幸一さんが「イス貸してやっから。楽だよ」と。
結局お借りしませんでしたが。
それからいつもにも増して嬉しそうな笑顔で「許可もらったからよ、スイカを植えるんだ・・・・・・」と。
翌日ハウスの中をのぞいてみると・・・・・・
こんなものを発見。
あ~、昨日幸一さんが言ってた“イス”はこれのことね……。
確かにしゃがんで仕事をするよりこれに座ったほうが楽かもしれない。
それからもう一つ。
スイカが植えられていました!
マツの成長も楽しみだけど、こちらの成長も楽しみ。
ちゃんと育ったら幸一さん私にも食べさせてくれるかなぁ・・・・・・。
甘くておいしいスイカが育ちますように!